8日の日曜日、写真仲間のWさんと柳川市民体育館での写真展入選、入賞作の審査員による合評、意見交換会に出席、4時半ごろ終了し、その足で柳川海岸の海苔の種場へいく。夕日どころか雨が心配な状況だったが雲の合間から太陽の斜光がおちる風景に遭遇、曇天の状況はかわらなかったがとりあえず撮影。赤く染まる夕日は次回の楽しみにする。体育館にもどり作品を搬出、帰路につく。途中から雨が降り始める。19時半Wさん宅に着いた時にはまさに豪雨。あすは撮影バスツアーというのにね。天気予報は五家荘界隈は曇りになってはいたがいやはやどうなることか
翌9日月曜。5時半起床。雨はやんでいた。福岡市にすむ義兄はもうこちらに向かっているはず。われわれのツアーに合流予定。妻が特製弁当二つを作ってくれていた。おいしそう。まあピクニック気分だね。天気はケセラセラ。撮影は適宜対応すればすむこと。7時、近くのコンビニに集合。チャーターしたバスにのりこみ一路、五家荘にむかってスタート。ワイワイ、がやがや皆元気。愛好会会員10名、私の義兄をふくめた一般参加3名。途中、写真のプロフェッショナルMさんから曇天時の撮影着眼、SL撮影の大ベテランYさんからSL撮影の勘どころの車内講座があり一同納得。御船インターをおりてセブンイレブンでトイレ休憩、弁当調達。五家荘入り口の泉観光案内所には予定より30分早く到着。ここで五家荘の案内パンフなどもらって今日の撮影スポット、せんだんとどろの滝、吊り橋に向かう。聞いていたとおり途中の道路は1車線で離合は大変な道がところどころにある。運よくせんだんの滝に10時半着。滝まで10分。
歩道は整備され階段をおりてゆく。撮影に支障のない程度の霧雨が時折ふってくる。道々、木々の紅葉が緑、黄色、赤ととりどりの色模様で我々を迎えてくれる。月曜とて他の観光客は少ない。滝がみえてきた。みんなの足取りが早まる。
あせらずじっくり鑑賞して撮影スポットをさがす。
6~70Mほどの落差の滝、上のほうに紅葉がある。滝を背景に一枚残った紅葉に視点をおいて撮影。昨夜の雨の雨滴が枝に残っており、季節の移ろいを撮る
新聞には見ごろとあったがかなり落葉はすすんでいて、昨夜の雨や人の足にふまれて、一枚一枚撮れるようなのはない
さらに階段をおりる。腰の具合も今のところ問題はない。渓流もいれて滝を背景に1枚。曇天なうえに真っ赤な紅葉が少なかったので絵が平面的になりがち。
12時にバスに戻り、菅原道真ゆかりの左座家(ぞうざけ)に向かう。五家荘と言われるゆえんは菅原道真の二人の子息が京都の藤原一族の追討をのがれて、仁田尾、樅木の2か所に分住、平清盛の孫の清経が壇ノ浦のあと、椎原、久連子、葉木の3か所にすみついたことで五家荘と言われるらしい。「ぞうざけ」は道真の子息の兄が住み着いたところ。昔の面影が残されている。
30分ばかり室内を見学、屋内からも外の紅葉が眺められる。車内でメンバーと相談。五家荘のさらに奥に入り平家の里など訪れると人吉2時着はむつかしくなる。天気も良くないので車中昼食をとりながら一路、肥薩線、一勝地駅を目指すことに決定。二時半までに着きたい。運転手さんにすべてをまかせ出発。途中別の角度から「せんだんとどろの滝」を撮影。
SL人吉撮影の顛末はまた明日のブログで。心のこもった愛妻弁当を義兄とおいしくいただきながらしばし歓談。小型バスは狭い道を右に左にがんばって走ってくれている。