ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

160411 明治日本の産業革命遺産、荒尾の三池炭鉱万田坑に行き明治人たちの足跡に触れる

2016年04月11日 | 軽キャン車中泊ドライブ

川上峡谷を13時過ぎに出発、柳川のC社に2時過ぎついて4000KMのオイル交換サービスをうける。社長や営業部長と懇談、6月に2回目のオーナーズミーティングを去年と同じ菊池の四季の里旭志でやるとのこと。軽キャンピングカーのオーナーも増えて去年の1.5倍くらいの参加になりそうとのこと。中小企業がコツコツと業容拡大をしている。結構なことだ。参加申し込みをしておく。15時、オイル交換を終えて熊本荒尾の万田坑ステーションにナビを設定して向かう。16時ごろ着。閉館17時。410円のチケットを買い記念館でビデオなどみる。

(ライトアップされた夜景19時過ぎ)

 幕末から明治維新。わずか半世紀で外国技術を導入して製鉄、製鋼、造船、石炭産業と一挙に近代産業化を達成し世界の先進国の仲間入りを果たしてしまったことは世界史上特筆すべきことであったに違いない。われわれの先輩はすごかったのだ。開発途上国はまさにこれら日本の足跡を国家発展の範とすべきだね。2015年7月ユネスコの世界文化遺産に登録された。この三池炭鉱万田坑は世界の技術を導入した国内屈指の産炭量を誇った。高さ18.9Mの第二立て坑櫓の下に設置され巻き上げ室の45MMワイヤロープが巻き付けられたウインチなど見るとそのすごさが伝わってくる。

立て坑口から中に入ると1世紀以上前の地底で夢見た男たちの足跡や息吹が伝わってくるようだ

定員25人の左右2台のケージがつるべ式で1分間で264M下の採掘現場まで上下したとのこと。換気のための大扇風機や英国製の排水ポンプなど炭鉱夫の生命が最高設備と技術で支えられていたというが過酷な労働現場であったことは疑う余地もない。

トラス構造という少ない鋼材で風圧に強い櫓がつくられたとのこと。

閉館の17時なったがボランティアらしきおじさんがいろいろ話をしてくれた。

日没までダイブ時間があったので周囲を散策、撮影スポットを確認。ライトアップされた櫓などが沈殿池にうつるのが撮れそう。17時半、駐車場も閉めるというので車を移動。

19時前夕日が空を赤く染め始め、ライトも付き始めた

沈殿池に櫓や旧扇風機室などがうつりこむ

19時過ぎ、だいぶ明かりが際立ってきた

三日月は出ていたが星がみえるかどうか不明。20時前、三脚をしまって帰り支度。ふとみると櫓周辺のライトアップ具合が大変良い。三脚なしでISOを5000にあげて手持ち撮影。

ちょっとピントがあまいがまあまあの1枚が撮れた。大牟田道の駅に向かう。40分くらいの工程だったが川上渓谷から柳川、荒尾と100KMくらいの走行だったが目がしょぼついてくるし初めての道なのでちょうど途中かにかまで荒尾温泉センター横を通過、途中下車。温泉だけだと600円、焼肉定食込だと入浴券付きで1050円。先に腹ごしらえをしてゆっくり温泉で疲れをほぐす。21時さっぱりしたところで道の駅に向かう。途中セブンでワンカップとカニカマを仕入れて道の駅に9時半着。車中泊体制を整えて早速ワンカップをあける。じわっとアルコールがしみてくる。結構な1日でした。

翌朝、5時起床。ひさしぶりに12Vポットで湯をわかす。わくまで20分車内でストレッチ。モーニングコーヒとメロンパン、バナナ。7時、三池港にナビを設定して出かける。1世紀前石炭の積み出し港で栄えた。今はのんびりおじさんたちが釣りをしていた。前方の倉庫群から朝のらラジオ体操の音楽が聞こえてきた。のどかな港風景であった。

これからの日本、どういう方向で進んでゆくのか。平和続くことを願うのみだね。

マイメンズドリーム号はまだよく走ってくれる。つぎは四国88か所を車で回ってみるかな・・・・

 

コメント
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