非常事態宣言が7都府県にだされて明日で2週間、当初目標の感染傾向のピークアウトは難しそう。感染者の累計は1万を超えて死者数も250人を超えた。
人との接触を通常レベルから8割カットしてほしいという政府要請。年金生活者の私自身は1m以内で対話した妻以外の人数は13日間で14人。週一買い物についてきた孫二人との2回接触も含めてほぼ1日1人だが、7都府県レベルでトータル何割達成したかなど把握は難しかろう。主要駅で5割移動人数が減ったといっても即、接触数減にはならない。
(開花し始めたハナミズキ)
特措法に基づく非常事態宣言、休業要請といっても要請を受け入れなくとも罰金があるわけでもない?ようだ。日本企業の98%を占める中小企業でのテレワーク実施率は20数パーセント。出勤を7割カットしてほしいと首相が要請しても平然とサラリーマンは出勤している。経営者次第。まあ旋盤を使って自動車部品を作っている鉄工所にテレワークなど何?ってことになる。7割給与補償しますから休んでくださいと言われればするかもしれないが頭から補償するつもりはないと言われればやはり出勤してくる。
福岡も感染者が500人を超えたが7割以下が50代以下らしい。天神の休日の人出が7割減ったとしても平日は5割にもどり、デパートは休業でも西新商店街は買い物客で3蜜状態。子供のストレス対策と言って大濠公園にでかけてマスクなしで遊ばせていたりして、何が非常事態かといいたくなる。皆それぞれ勝手に判断し勝手に行動している。これじゃ接触8割カットなどおぼつかない。富裕層はゴールデンウイークにおとなしく家にとどまりはしないだろう。
ウイルスは金持ちも貧乏人も区別なく感染する。アメリカなど皆保険制度になっていない国は感染しても病院を受診などしたらどえらい金額がかかるようだ。日本でも1泊2000円でネットカフェで寝泊まりしている人間が東京など4000人ほどいるらしいが休業されたら路頭に迷う。子供をかかえたシングルマザーもパートや契約社員を解かれたらどうしようもない。中州の夜の街の女性たちも店が閉められたら貯えで食っていくしかない。低所得層ほど被害甚大。この戦争は長期戦だ。
ウイルス戦争状態にある医療現場も常に感染危険環境下で医者や看護師の方々が必死の戦いを余儀なくされている。大阪など感染防御着が枯渇しているので市長が市民に雨合羽の拠出をお願いしたりしている。GDP三位の日本が聞いてあきれる。余計なものを一杯作っていたのかもしれない。そんな中、海岸にでかけて四輪駆動車で砂浜を爆走するノー天気人間、禁止の立札の横で子連れで魚釣りをしている大人。東日本大震災で日本人の品性が称賛されたが嘘のよう。格差がひろがりバラバラ。フランスなどは買い物など外出は1時間以内で外出目的の証明書がないと家を出ることができず警察のチェックがあり違反者は罰金がとられれるとのこと。
今年の正月にこんなパンデミックを誰が予想したかということですね。晴れて東大に合格した新入生も大学寮から待避を命ぜられ田舎に逆戻り、これも白い目で見られながら。予想だにしなかったでしょうね。夏の高校野球も予選すらいつ始められるかあやうい。オリンピック選手も1年延期になったがほんとに来春終息宣言がだせるのか?映画も舞台もコンサートホールも球場も観客を集めてなりたつ仕事はすべてアウト。経済的に豊かなTV人間でも夫婦そろって感染し、子供を高齢の親に預けるわけにいかず家で見ざるを得ない家庭内感染も増えている。
いずれにしても中途半端な非常事態宣言では感染拡大は止められないことがはっきりしてきたのではないか。
わが家には絶滅危惧種が二種類生息している。
メダカは近辺の小川では発見できず道の駅やホームセンーで売られている。20数年前、絶滅危惧種に指定された。その後、絶滅の恐れありとしてドジョウが準絶滅危惧種に指定された。わが家の庭の鉢に金色と黒のメダカ、そしてひげ10本はえたドジョウが1匹元気に生きている。人類はこのたびのパンデミックに勝ち残れるか、世界の国々をささえていたグローバル資本主義が人と物の動きをストップされ生産ストップ、新たな経済システムを再構築できるか、人類は瀬戸際に立っているのではないか。
テレワーク はじめて気づく 俺がムダ
そんなストーンヘッドのリーダーがウヨウヨいたら組織は壊滅する。