ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

210504 八年前の新聞小説「親鸞」読み返し!人間親鸞! 霧の朝の1時間ウオーキング!!

2021年05月04日 | アフターセブンティ

ゴールデンウイークもはや5月4日、人流はそれほど落ちていないようですね。子供がいればかわいそうだ、どこか連れていきたい。マスクしていりゃ近場の公園でジョギング、大丈夫だろう、遊び盛りの若い連中はじっとしておれない・・・ということで法的処置がどれほど効くことやら?去年の今日は福岡、感染ゼロだったのにほんとに日本は場当たり対応というのか、政府の目先対応政策というのか?

雨のあとの霧。なにかいい被写体ないかと朝のウオーキングにでかける。

西鉄バスの営業所から、いつも通らない道をへて、ゴルフ場の玉よけネット下をへて宝満川に出るコース。

麦が色づき、霧と良い感じを醸し出している。後しばらくすると田植えが始まる。コロナ禍とは無縁の雰囲気。

書棚に新聞の切り抜きで4~5センチの厚み。2013年、西日本新聞で連載された五木寛之さんの新聞小説「親鸞 完結編」、山口晃さんの挿絵も面白いので切り抜いていたようだ。

親鸞についてはわれわれは「教行信証」や「歎異抄」、浄土真宗の開祖といった知識だし、13世紀の人物でよくわからないことも多いらしい。歎異抄とて弟子の唯円が親鸞から教えを受けたことを後々まとめ上げたもののようだし、京都、比叡山での修行時代、法然上人との出会い、浄土宗への帰依、念仏制裁で新潟に流され、関東での布教時代、そして60歳頃京都に戻り1262年、90歳でなくなるわけだが完結編は60-90歳のシニア世代での生きざまを描いたもの。

「講釈師、みてきたような嘘をつき」ではないが小説家五木寛之氏の縦横無尽の発想力で深くて面白い作品を目指したらしい。後、毎日出版文化賞特別賞を受賞している。新聞小説は毎日毎日、明日はどうなるという読者の関心を呼び起こすように書く必要があるのだろうけど、一挙に通しで読み続けると実に面白い。作家の想像力、構想力には感心させられる。まだ4分の1ほど読んだだけだが、親鸞が家族問題や金の問題、死ぬのはやはり怖いといってみたりで人間親鸞の姿が描かれていておもしろい。しばらくは楽しませてもらおう・・・

コメント
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