仏教では人間は生まれた時にすでに定められた寿命、「定命」があるという。生老病死、人は必ず死ぬ。しかし、それがいつかは誰にもわからない。
先日、JAFの月刊誌、JAF MATEを整理していたら Learn From Yesterday、Live For Today, Hope for tomorrow ぐっとくる英語表現と言うことででていた。過去に学び今日を生き、明日に希望をもてというわけ。
私など76歳になっていまさら過去に学んでも遅い、が同じ過ち、言動はしないほうが良いだろう。明日に希望をもてといわれても特段になし。孫娘の嫁入り姿を見たいとか、しかしあと10年生きているかさだかではない。しからば今をいきるしかない。どう生きるか、瀬戸内寂聴さんなどは切に生きよと言っていた。毎朝,生かされていることに感謝し、朝日の恵みを一杯吸収し、まわりに笑顔を施し、近辺をきれいにし、食事をおいしくいただく、そして一日悔いなく眠りにつく・・・
(佐賀の県鳥、カチガラス)
あれだけ映画や演劇、歌の世界で活躍し、嘱望されていた神田沙也加さんが35歳の命を絶った。事故か自殺か調査中らしいが一様にコメンテーターたちは「なぜ?」と叫んでいる。それほど苦しいことがあったのならなぜ誰にも相談しなかったのか???やはり人間には定命があるのだろうか?
大阪のビル4F、心療内科医院での放火殺人事件、25名の尊い命がなくなった。尊敬されていたドクターも、明日から元気に働けるとおもっていた患者たちも亡くなってしまった。犯人と思しき男も患者で重体だとか。いやはや「無明」の世界である。
周辺のウオーキングにカメラをぶらさげ出かける。生きとし生きるもの、淡々と生きている。
残った柿の実、4000万以上したであろう一戸建て空き家、
冬の田畑、オールド外車専門の修理販売会社、色とりどりの遊具の小学校、
豪壮な日本家屋、近くの大地主の方の家かな?
夫々の生、命、切にいきている!!!