マイパソコンのHDD過熱対応で視神経疲労。気分転換に九博までウオーキング。5日に最終日を迎える特別展、「海幸山幸、祈りと恵みの風景」を鑑賞。10月9日から始まっていたのだが内容が今一理解できていなかったり11月に入ってのぎっくり腰で結局行けずにいた。
あらためてパンフには二つの意味があり、日本は海に囲まれ国土の7割は山林がしめる海と山の国であり、一つ目は海山からもたらされる恵み、食べ物をさし、二つ目は日本神話に登場する海幸彦と山幸彦の物語。釣り針をめぐる兄弟のいさかいがやがては天皇誕生と言う壮大なストーリーにつながる。
神話をひもときながら日本人はどのように山と海にかかわってきたかを種々の作品からみせようというわけ。結論的にはなかなかおもしろかった。もっと開催趣旨を理解して何回か足を運ぶべきだったね。
高松藩の藩主が魚介図鑑の制作を命じ、当時の技巧たちが見事に魚介類を再現して見せたものや、清盛が厳島にささげた平家納経、装飾経の最高峰、すばらしかった。中学時代に登った修験の山、大嶺山の山岳絵画、西の覗きから修験者に谷底をのぞき見せられた経験を思い出した。
撮影許可のでているさすらいの仏師木喰上人の最大傑作とされる阿弥陀如来坐像(宮崎県の指定有形文化財)が大変印象的。大変立派な鼻と耳をもっておられる!
あらためて古事記を読み直してみようと思った次第。
そして今日は、今年最後の写経会に出かける。15名の参加。11月の写経埋納会は盛況裏に終わったとのこと。天台宗の257世森上座主が98歳で逝去され、後継座主が岡山の円教寺のご住職97歳が決まっているとか。瀬戸内寂聴さんが99歳で先般なくなられたが、煩悩亡き悟られた方たちは定命が長いようだ。
さあ、今年も残りわずか、心身にごりなきよう過ごすことにしましょう!!