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S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

211226 我が家流のクリスマス終わる!NHK大河、渋沢栄一「晴天を衝く」、最終回、青春とは何か?!サムエル・ウルマンの詩!

2021年12月26日 | アフターセブンティ

 クリスマスって何の日?キリストの生誕を祝う日とか。誕生日は定かではない。聖者キリストの誕生を祝う日。ユダヤ歴では日没から日がはじまる。24日の日没後から25日の日没までがクリスマス。

 日本では16世紀半ばキリスト生誕のミサがはじめて宣教師によって、おこなわれ、江戸時代中断し、明治以後再開、1900年に明治屋銀座店が店頭を飾りつけしたのが始まりとか。今やイブは子供や若者たちの楽しみの時間。子供は25日朝の贈り物を楽しみに眠る。

 日本は柔軟な思想の国であり神仏共存する。アメリカのように聖書に手をあてて大統領が就任の宣誓をする。裁判も聖書に手をあて嘘を証言しない宣誓をし、メジャーリーグでは7回にゴッドブレスミーだったか?合唱する。クリスマス商戦はアメリカの景気動向を占う重要指標。親は子供の為に財布のひもを緩める。

 わが家のクリスマス、25日の夕餉にはターキーならぬ「うな丼」、娘がお中元でくれたのが冷凍で残っていたのを引っ張り出す。

柔軟発想。妻がローストビーフや蕪、ゆで卵など適当に見繕ってくれたのをワンコイン白ワインをいただきながら、おいしくうな丼をいただいた。

 BGMはユーチュウブで検索して、マライアやキャリーやセリーヌディオンのクリスマスソングを楽しんだ。沖縄時代、ホテルでの印象的なライブを思い出しての選択。

いろいろ価値観の異なる妻だが二人で楽しくひと時を過ごせた。

 NHK大河ドラマ、渋沢栄一「晴天を衝く」最終回。イケメンナンバー1役者の吉沢亮の老け役はどだい無理があった。あのキラキラ輝くつぶらな瞳はどうみても実在の渋沢栄一とはかけ離れている感じだったが。正しい道理のもとに希望を抱き続ける永遠の青年。右手に論語、左手にそろばんの哲学を貫き、日本の近代実業基盤を築いた。現在の政治家実業家に欠ける精神的バックボーンがしっかりとおった人物だったのだろう。自分だけが幸せになるだけではダメ、周辺の万人が豊かでなければだめという母の教えを忠実に実践。失敗や成果が少ないことも多々あったのだろうがゆるぎない精神で91歳、亡くなるまで理想を追い求めた。

 サムエルウルマンの詩、「青春」を想起させる。

-青春-
サムエル・ウルマン 宇野収、作山宗久訳

 青春とは人生のある期間ではなく心の持ち方をいう。バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなくたくましい意志、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。

 青春とは人生の深い泉の清新さをいう。

 青春とは臆病さを退ける勇気、やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。

時には、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。年を重ねただけで人は老いない。理想を失うときはじめて老いる。歳月は皮膚にしわを増すが、熱情を失えば心はしぼむ。苦悩、恐怖、失望により気力は地に這い、精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと、人の胸には驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心、人生への興味の歓喜がある。君にも我にも見えざる駅逓(えきてい)が心にある。

 人から神から、美、希望、よろこび、勇気、力の霊感を受ける限り君は若い。霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ、悲嘆の氷にとざされる時、20歳だろうと人は老いる。頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり80歳であろうと人は青春の中にいる。

喜寿を迎えている私にとって、あらためて、みなおし、実践に移すべき詩である・・・

追記27日。私は今まで、ずっと下記の訳詩に感動してきた。大部、翻訳の仕方によって読む人への感動の差が生じることを痛感した。

 

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