24節気では「霜降」の末候、「楓蔦黄なり」、もみじつたきなり。紅葉や蔦が色づき始める頃。九重や雲仙の山並みは色づき始め、季語では「山装う」頃である。春、山笑い、夏、山滴り、そして秋、山装う頃、はや11月に入った。
2月の武漢発新型コロナ騒動が始まって10か月目を迎える。われわれを取り巻く大自然は騒動と関係なく粛々と移ろい、姿を変えてゆく。変化への不安か、大阪都構想は再び住民投票で僅差ながらも否決された。賛成67万反対69万、人間のこころはせんなきもの。
昨日、妻の買い物につきあって12時すぎ、SL人吉号が博多にやってくることを思い出し、スマホでチェックすると博多着13時4分とある。久留米、鳥栖で停車とあったから鳥栖を出たかもしれない。昼食はすんでいたのでJR二日市方面に引き返す。ロケハンなしで行ってもロクなのはとれないと思いつつ、いつも留める、イオンそばのJR線路を見渡せるところに駐車。よくみると踏切周辺に家族連れが一目見ようと集まっている。
映画「鬼滅の刃、無限列車」封切り1週間で百数十億の興行収入、大ヒット中。それにちなんで今年の大雨、球磨川氾濫で走れなくなったSL人吉が無限号にプレートをかえて熊本から博多にやってくるというわけだ。空には中継のためか新聞社のヘリが飛びまわっている。
どうも撮影ポイントとして邪魔ものが多くてダメな感じがしたがJR下りの普通電車と交差してSLがやってきた。期待していた黒煙は見られない。都会ではむりか。
正面の無限はみえる。運転士たちもマスクをしてがんばっている。
側面にはSL人吉のプレートが。球磨川周辺の避難所は解散され被災者の方々は仮設住宅にうつられるようだが誠にもって気の毒なことであった。
かたや鬼滅の刃にうつつをぬかしている人もいる。いやはや人生いろいろ。上り坂、下り坂、そして「まさかの坂」が姿をひそめている。竈門炭次郎はそれらの鬼を退治してくれるのか?
数年前にわが家のリビング前のヤマボウシにヒヨドリが営巣して三羽の雛がかえり、巣立ちをした。目の前で生命の神秘を見せてくれた。爾来、いつもこの時期、ヒヨがやってくる。なんと今日は眼のまえで水浴びショウをみせてくれた。
キー、キーとうるさく鳴き、メジロを追いかけるヒヨだがこうしてみると意外と愛嬌のある顔つきをしている。癒されました!!!