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「お二人の心に穴はあきたれど宮の飼いたる虫は動けり()」
「大将は後々のこと引き受けて遺族の世話をいろいろとする()」
「中宮は蜻蛉式部の喪の間六条院に喪に服したり()」
「その御殿仕える人等は美しくまだゆっくりとご覧にならず()」
「その中に大将の君こっそりと忍んで逢える小宰相あり()」
「小宰相見目麗しく才気ありすべての面で風情に富める()」
「ちょっかいを匂宮も出したれどイヤだ!と強く撥ね付けるなり()」
「小宰相薫が悲嘆にくれるのを見知って歌で見舞いをされる()」
「あはれ知る心は人におれねど数ならぬ身に消えつつぞふる(#74)」
「草枕紅葉席ムシロにかへたらば心をくだくものならましや(後撰集)」
「つれなしとこころ世を見る憂き身だに人のしるまでなげきやはする(#75)」
「小宰相奥床しいと思いては囲うことなど脳裏によぎる()」
「お二人の心に穴はあきたれど宮の飼いたる虫は動けり()」
「大将は後々のこと引き受けて遺族の世話をいろいろとする()」
「中宮は蜻蛉式部の喪の間六条院に喪に服したり()」
「その御殿仕える人等は美しくまだゆっくりとご覧にならず()」
「その中に大将の君こっそりと忍んで逢える小宰相あり()」
「小宰相見目麗しく才気ありすべての面で風情に富める()」
「ちょっかいを匂宮も出したれどイヤだ!と強く撥ね付けるなり()」
「小宰相薫が悲嘆にくれるのを見知って歌で見舞いをされる()」
「あはれ知る心は人におれねど数ならぬ身に消えつつぞふる(#74)」
「草枕紅葉席ムシロにかへたらば心をくだくものならましや(後撰集)」
「つれなしとこころ世を見る憂き身だに人のしるまでなげきやはする(#75)」
「小宰相奥床しいと思いては囲うことなど脳裏によぎる()」