そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

小林の本居宣長

2008年12月20日 | 字余り
12/20
先頃『源氏物語の語呂合わせ』が終わったので、次に何をやるのか思案していた。古事記や万葉集を次のテーマと考えていたが、最近小林の思索が結構重要ではないかと思うようになってきた。
一石二鳥と言うわけではないが小林の「本居宜長」を読んでから古事記にいこうかと考えた。小林が本居宜長について書きたいと思ったのは、戦時中に「古事記」を読もうとして、それなら面倒だが、宜長の「古事記伝」からをということになったのが初めらしい。
ある時、小林は折口信夫を訪問して話をするなか「古事記伝」の読後感が言葉にならなくてもどかしい思いをしたらしい。宜長が何を考えているのかよくわからないということを口にしたら、折口は黙ってしまったとのこと。帰途駅まで送ってもらう道すがら、雑談の最後に「小林さん、本居さんはね、やはり源氏ですよ、では、さようなら」と言ったらしい。小林は、その意味についてとやかく書いていないが、それ以来、ずうっと宜長のことを考えていたのだろうが、考えが熟したかどうかわからないという。いずれにせよ、宜長という謎めいた人が、小林を動揺させ続けていたらしい。
その動揺も含めて雑誌の依頼で「本居宜長」を書き初めるのである。意外に腰の軽い小林は東京に所要で出る途中、急に松坂に行きたくなって大船で折り返し大阪方面に行き先を変える(小林は鎌倉に住んでいた)。急な旅立ちは宜長の二つある墓の内、町の南方、二里ほど離れた山室の妙楽寺の裏山にある墓を急に見たくなったと言うことらしい。この墓の記述から小林の「本居宜長」は始まるのであるが、なかなかすんなりとは読めない。また、折口がいった「本居さんは源氏ですよ」というのも気になる。
いずれにせよ、小林、宜長、折口、古事記…というあたりをさ迷ってみることにする。
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