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小林の「本居宜長」を読み初めてすぐに、この人の血液型はB型である、B型でしかありえない、と思った。こういうからにはなぜかということを説明しなければいけないが、直感としかいえない。宜長をつかまえて血液型を云々することは、学問的にはあまり意味がなく、遊びの範囲を出ない。
小林がお墓の話から入ったのは、偉大な思想家の幕引きからを見ようとしたのだが、遺言書では残された人のことにはそれほど触れず、自分の墓の作り方を事細かに指示している。小林は、この遺言書を宜長の最後の著述として受け止めており、分析している。また、その他のところで、反対意見に対する納得の仕方がいかにもB型らしい。意見の食い違いがあっても、相手を追い込まず「勝手にしたら?!」という感じで争いを避けている。その他にも、40年使った文机や執拗な桜への愛着、などの理由があげられなくもない。
別に実証する必要はないが自分だけで納得した次第である。