そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

手習〔11〕

2008年12月11日 |  / 源氏物語
12/11
「辛うじて鶏の啼く声聞こえてきて母の声ならなお嬉しきと()」
「そのままに臥せっていれば老女らが起きて粥炊き朝の支度を()」
「下っ端の法師が大勢やってきて僧都が山を下りるといえる()」
「にわかだと問えば一宮物怪に悩んでいたり座主の修法で()」
「恥ずかしいことといえるがお会いして『尼にしてください』とたのんでみると()」
「部屋に入り六尺ばかりの髪の毛を母が見れぬを悲しく思う()」
「たらちめはかかれとてしもうば玉のわが黒髪を撫でずやありけん(後撰集)」
「暮れ方に僧都がこられ南面に掃除をしては座敷を設け()」
「わざわざと僧都は部屋に来られては几帳のそばでお話しなさる()」
「この世には生きますまいと覚悟した今も変わらじ髪をおろすと()」
「左衛門も少将の尼も知らぬ間に話は進み間に合わぬなり()」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

手習[10]

2008年12月11日 |  / 源氏物語
12/11
「夕暮の風が哀れな頃となり思い出すこと多くありたり()」
「心には秋の夕べをわかねどもながむる袖に露ぞみだるる(#95)」
「夜になり中将が来てとまどいて奥のほうへとお隠れになる()」
「さまざまにかき口説けれどくたびれてもののあはれを少し解れと()」
「山里の秋の夜ふかき哀れをももの思ふ人は思ひこそ知れ(#96)」
「うきものと思ひも知らですぐす身をものおもふ人とひとは知りけり(#97)」
「中将はひどくしんみりされたまいちょっとでいいとお願いしてと()」
「浮舟はいつもは行かぬ大尼の部屋に隠れて息潜めたり()」
「呆れはてもどりて次第話せれば情け知らずの女ではないと()」
「姫君はものをいうのも忌まわしい老女のそばでじっとしており()」
「宵の口眠がる老女がいままさに大きな鼾かいて寝ており()」
「女童のこもきは年頃色気づき男のところへ帰ってしまう()」
「夜中頃大尼君が自らの咳に咽んで眼を覚ましたり()」
「大尼は顔は真っ白、黒い衣キヌ被カス゛いて鼬のように見ており()」
「眠れずにわが身のことをいろいろと思い至れば誤りを知る()」
「あさはかに二股かけて御宮に靡きしために流浪の身にと()」
「たちばなの小島は色もかわらじをこの浮舟の行方知らぬも(浮舟の巻)」
「あんなことこんなことなど思い出し思うことさえ遠慮せねばと()」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする