3/4
「この歌は藤原京にある御井を永久にあれとぞ褒め称えたり()」
「やすみしし 我ご大王 高ひかる 日の皇子 荒布の 藤井が原に 大御門
始めたまひて 埴安の 堤の上に あり立たし 見したまへば 大和の
青香具山は 日の経の 大御門に 青山と 茂みさび立てり 畝傍の この瑞山は
日の緯の 大御門に 瑞山と 山さびいます 耳成の 青菅山は 背面の 大御門に
よろしなべ 神さび立てり 名ぐはし 吉野の山は 影面の 大御門よ 雲居にそ
遠くありける 高知るや 天の御蔭 天知るや 日の御影の 水こそは
常磐に有らめ 御井のま清水(藤原の宮の御井の歌、#0052)」
「この歌は藤原京にある御井を永久にあれとぞ褒め称えたり()」
「やすみしし 我ご大王 高ひかる 日の皇子 荒布の 藤井が原に 大御門
始めたまひて 埴安の 堤の上に あり立たし 見したまへば 大和の
青香具山は 日の経の 大御門に 青山と 茂みさび立てり 畝傍の この瑞山は
日の緯の 大御門に 瑞山と 山さびいます 耳成の 青菅山は 背面の 大御門に
よろしなべ 神さび立てり 名ぐはし 吉野の山は 影面の 大御門よ 雲居にそ
遠くありける 高知るや 天の御蔭 天知るや 日の御影の 水こそは
常磐に有らめ 御井のま清水(藤原の宮の御井の歌、#0052)」