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「人麿の刑死のわけの納得を自分なりにと探り行かんか
(柿本朝臣人麿が石見国より妻に別れ上り来る時の歌二首また短歌)」
「詞書き読めば石見に妻残し上がり来る先いずこなるらん()」
「人麿を刑死させるは持統帝など仮説立ていろいろ探れ()」
「この長歌じっくり味見したならば歌の底には何が見えしか()」
「石見の海ミ 角ツヌの浦廻ウラミを 浦なしと 人こそ見らめ 潟なしと
人こそ見らめ よしゑやし 浦はなくとも よしゑやし 潟はなくとも
勇魚取り 海辺を指して 和多津ニキタツの 荒礒アリソの上に か青なる
玉藻沖つ藻 朝羽振る 風こそ来寄せ 夕羽振る 波こそ来寄せ 波の共
か寄りかく寄る 玉藻なす 寄り寝し妹を 露霜の 置きてし来れば
この道の 八十隈ごとに 万たび かへり見すれど いや遠に
里は離サカりぬ いや高に 山も越え来ぬ 夏草の 思ひ萎えて 偲ふらむ
妹が門見む 靡けこの山(#2-0131)」
「人麿はさすがに聖と言われたりリズムがよくて言葉転がる()」
「海がきて鯨現れ玉藻なす妹を見たけれその山が邪魔(言葉の連鎖のみ)」
「この歌が残れる経緯いかならん旅の宿にて詠み残せるか()」
「可愛らし妹残せるは海辺でも山を越えきて遠く離れる()」
「この山を砕いて見たい家の門案じた妹が嘆きてたたん()」
「人麿の長歌並べて調べたいその発想の泉知るため()」
「石見とは日本海なり勇魚などたぶんいないぞ言葉の綾か()」
「とりあえず地方に左遷してしまえその後監視続けられるか()」
「人麿の刑死のわけの納得を自分なりにと探り行かんか
(柿本朝臣人麿が石見国より妻に別れ上り来る時の歌二首また短歌)」
「詞書き読めば石見に妻残し上がり来る先いずこなるらん()」
「人麿を刑死させるは持統帝など仮説立ていろいろ探れ()」
「この長歌じっくり味見したならば歌の底には何が見えしか()」
「石見の海ミ 角ツヌの浦廻ウラミを 浦なしと 人こそ見らめ 潟なしと
人こそ見らめ よしゑやし 浦はなくとも よしゑやし 潟はなくとも
勇魚取り 海辺を指して 和多津ニキタツの 荒礒アリソの上に か青なる
玉藻沖つ藻 朝羽振る 風こそ来寄せ 夕羽振る 波こそ来寄せ 波の共
か寄りかく寄る 玉藻なす 寄り寝し妹を 露霜の 置きてし来れば
この道の 八十隈ごとに 万たび かへり見すれど いや遠に
里は離サカりぬ いや高に 山も越え来ぬ 夏草の 思ひ萎えて 偲ふらむ
妹が門見む 靡けこの山(#2-0131)」
「人麿はさすがに聖と言われたりリズムがよくて言葉転がる()」
「海がきて鯨現れ玉藻なす妹を見たけれその山が邪魔(言葉の連鎖のみ)」
「この歌が残れる経緯いかならん旅の宿にて詠み残せるか()」
「可愛らし妹残せるは海辺でも山を越えきて遠く離れる()」
「この山を砕いて見たい家の門案じた妹が嘆きてたたん()」
「人麿の長歌並べて調べたいその発想の泉知るため()」
「石見とは日本海なり勇魚などたぶんいないぞ言葉の綾か()」
「とりあえず地方に左遷してしまえその後監視続けられるか()」