そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

おくり人

2009年04月18日 | 日めくり帖
4/18
「『おくり人』とある事情で鑑賞す笑えて泣けてなかなかによし()」
「アカデミー取れた理由がわからない外国トツクニの人なにを見たのか
(納棺の様式美?)」
「厳かに死はあるべきも最近は効率ばかりに目がいっており()」
「峰岸さん撮影の後ガンで死ぬ死体を演ずる思いはいかに()」
「吉行さん風呂屋のばあさん演じるも最後は死体少し似ぬかな
(お年だが若くて綺麗メタボでもない)」
「小道具に『石の文』などでてきたり親子で温む互いの石を()」
「白鳥の群れが飛び立つ沼沢地大切なもの去れる思いか
(死の影なくも静謐になる)」
「人の死が段々軽く薄くなるわれも送るが心は微妙()」
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万葉集#2-0167 ~0170

2009年04月18日 |  / 万葉集
4/18
「期待した日継ぎの皇子が早世し挽歌の極み人麿が詠む
(日並皇子の尊の殯宮の時、柿本朝臣人麿がよめる歌一首、また短歌)」
「天地の 初めの時し 久かたの 天河原に 八百万 千万神の 神集ひ
集ひ座して 神分カムアガち 分ちし時に 天照らす 日女の命 天をば
知ろしめすと 葦原の 瑞穂の国を 天地の 寄り合ひの極み 知ろしめす
神の命と 天雲の 八重掻き別けて 神下り 座せまつりし 高光る
日の皇子は 飛鳥の 清御の宮に 神ながら 太敷きまして 天皇の
敷きます国と 天の原 石門を開き 神上り 上り座しぬ 我が王 皇子の命の
天の下 知ろしめしせば 春花の 貴からむと 望月の 満はしけむと 天の下
四方の人の 大船の 思ひ頼みて 天つ水 仰ぎて待つに いかさまに
思ほしめせか 由縁もなき 真弓の岡に 宮柱 太敷き座し 御殿を
高知りまして 朝ごとに 御言問はさず 日月ヒツキの 数多くなりぬれ
そこ故に 皇子の宮人 行方知らずも(#2-0167)」
「久かたの天見るごとく仰ぎ見し皇子の御門の荒れまく惜しも
(反歌二首#2-0168)」
「長いこと天見るように仰ぎ見た皇子の住処の荒れるは惜しい()」
「草壁は島の荘にて暮らしたりその門構え荒れるというか()」
「あかねさす日は照らせれどぬば玉の夜渡る月の隠らく惜しも(#2-0169)」
「日のように輝きたれど亡くなられ月のごとくになられるは惜し()」
「この歌が殯宮の反歌とかある本伝えきたるといえり
(或ル本、件ノ歌ヲ以テ後ノ皇子ノ尊ノ殯宮ノ時ノ反歌ト為ス)」
「島の宮勾の池の放鳥人目に恋ひて池に潜カヅかず(或ル本ノ歌一首#2-0170)」
「島の荘曲がりの池の水鳥は人目を気にし潜らずという()」
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