そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#2-0210 ~0212

2009年04月28日 |  / 万葉集
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「この歌は213の歌の元歌とある本にいうどこが違うか()」
「おおもとはさほど変わらず同一の歌と思いてかまわないかと()」
「うつせみと思ひし時に たづさへて吾が二人見し走出ハシリデの
堤に立てる槻ツキの木のこちごちの枝の春の葉の茂きがごとく思へりし
妹にはあれど頼めりし子らにはあれど世の中を背きしえねば
蜻火カギロヒの燃ゆる荒野に白布の天領巾アマヒレ隠り鳥じもの朝
発ち行して入日なす隠りにしかば我妹子が形見に置ける若き児の
乞ひ泣くごとに取り与ふ物しなければ男じもの脇ばさみ持ち我妹子と
二人吾が寝し枕付く妻屋のうちに昼はもうらさび暮らし夜はも
息づき明かし嘆けどもせむすべ知らに恋ふれども逢ふよしをなみ
大鳥の羽易の山に吾が恋ふる妹はいますと人の言へば岩根さく
みてなづみ来しよけくもぞなきうつせみと思ひし妹が玉蜻カギロイの
髣髴ホノカにだにも見えぬ思へば(#2-0210)」
「幼子を残し旅立つ吾妹子を陽炎のなか見ることもなし()」
「去年見てし秋の月夜は照らせれど相見し妹はいや年離る(短歌二首#2-0211)」
「去年にみた秋の月夜は照らせども共にみた妻遠くなるらん()」
「衾道フスマジを引手の山に妹を置きて山道を往けば生けるともなし(#2-0212)」「衾道の羽易の山に妻おいて山道をいけば生きた気もせず()」
「一連の歌読みたればほのかだかなにか感じる繰り返し読め()」
「人麿は山に隠せる妻などを置いていきたる人のいるとこ()」
「人麿の不安の予感当たるのか山降り彼は捕まりたるか()」


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