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「この挽歌いつもと違い色調が変わっていたり理由ワケはあるのか
(河島皇子の殯宮アラキノミヤの時、柿本朝臣人麿が泊瀬部皇女ハツセベノヒメミコ
・忍坂部皇子に献れる歌一首、また短歌)」
「飛ぶ鳥の 明日香の川の 上つ瀬に 生ふる玉藻は 下つ瀬に 流れ触らふ
玉藻なす か寄りかく寄り 靡かひし 夫の命の たたなづく
柔膚ニキハダすらを 剣刀 身に添へ寝ねば ぬば玉の 夜床も荒るらむ
そこ故に 慰めかねて けだしくも 逢ふやと思ほして 玉垂の
越智の大野の 朝露に 玉藻はひづち 夕霧に 衣は濡れて 草枕
旅寝かもする 逢はぬ君故(#2-0194)」
「敷布の袖交へし君玉垂の越智野に過ぎぬまたも逢はめやも
(反歌一首 #2-0195)」
「川島は越智に埋葬されたらし持統五年の九月九日と
(右、日本紀ニ云ク、朱鳥五年辛卯秋九月己巳朔丁丑、
浄大参皇子川嶋薨カムアガリマセリ)」
「この挽歌いつもと違い色調が変わっていたり理由ワケはあるのか
(河島皇子の殯宮アラキノミヤの時、柿本朝臣人麿が泊瀬部皇女ハツセベノヒメミコ
・忍坂部皇子に献れる歌一首、また短歌)」
「飛ぶ鳥の 明日香の川の 上つ瀬に 生ふる玉藻は 下つ瀬に 流れ触らふ
玉藻なす か寄りかく寄り 靡かひし 夫の命の たたなづく
柔膚ニキハダすらを 剣刀 身に添へ寝ねば ぬば玉の 夜床も荒るらむ
そこ故に 慰めかねて けだしくも 逢ふやと思ほして 玉垂の
越智の大野の 朝露に 玉藻はひづち 夕霧に 衣は濡れて 草枕
旅寝かもする 逢はぬ君故(#2-0194)」
「敷布の袖交へし君玉垂の越智野に過ぎぬまたも逢はめやも
(反歌一首 #2-0195)」
「川島は越智に埋葬されたらし持統五年の九月九日と
(右、日本紀ニ云ク、朱鳥五年辛卯秋九月己巳朔丁丑、
浄大参皇子川嶋薨カムアガリマセリ)」