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「(山部宿禰赤人がよめる歌一首 、また、短歌)」
「1.隅々をわが大王は高知らす印南野の海も統治しており()」
「2.荒栲アラタヘの藤江の浦に鮪シビ釣りて藻塩も焼いて賑やかなりし()」
「3.賑わいを統べる大王見んとして足を運べる清き白浜()」
「やすみしし我が大王の神ながら高知らせる印南野の大海の原の荒栲アラタヘの
藤江の浦に鮪シビ釣ると海人船騒ぎ塩焼くと人そ多サハなる浦を吉ヨみ
諾ウベも釣はす浜を吉み諾も塩焼くあり通ひ見メさくも著シルし清き白浜(#6-0938)」
「沖つ波辺波静けみ漁イザりすと藤江の浦に船そ騒げる(反し歌1/3首 #6-0939)」
「沖の波岸辺の波も穏やかで釣りをせんとて船多く出る()」
「印南野の浅茅押しなべさ寝ヌる夜の日ケ長くしあれば家し偲はゆ
(反し歌2/3首 #6-0940)」
「印南野の茅かやを倒し寝ヌる夜が長期に及び家を偲べる(反し歌2/3首 #6-()」
「明石潟潮干の道を明日よりは下笑ましけむ家近づけば(反し歌3/3首 #6-0941)」
「明石湾干潟の道は険しいが明日より笑まし家近づけば()」
「(山部宿禰赤人がよめる歌一首 、また、短歌)」
「1.隅々をわが大王は高知らす印南野の海も統治しており()」
「2.荒栲アラタヘの藤江の浦に鮪シビ釣りて藻塩も焼いて賑やかなりし()」
「3.賑わいを統べる大王見んとして足を運べる清き白浜()」
「やすみしし我が大王の神ながら高知らせる印南野の大海の原の荒栲アラタヘの
藤江の浦に鮪シビ釣ると海人船騒ぎ塩焼くと人そ多サハなる浦を吉ヨみ
諾ウベも釣はす浜を吉み諾も塩焼くあり通ひ見メさくも著シルし清き白浜(#6-0938)」
「沖つ波辺波静けみ漁イザりすと藤江の浦に船そ騒げる(反し歌1/3首 #6-0939)」
「沖の波岸辺の波も穏やかで釣りをせんとて船多く出る()」
「印南野の浅茅押しなべさ寝ヌる夜の日ケ長くしあれば家し偲はゆ
(反し歌2/3首 #6-0940)」
「印南野の茅かやを倒し寝ヌる夜が長期に及び家を偲べる(反し歌2/3首 #6-()」
「明石潟潮干の道を明日よりは下笑ましけむ家近づけば(反し歌3/3首 #6-0941)」
「明石湾干潟の道は険しいが明日より笑まし家近づけば()」