そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

ゆきがかり~久保茂樹

2010年01月27日 | 日めくり帖
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「自転車と妻はいづこへ行きしやら土曜午すぎ晴れのち曇り()」
「浴室を古き歯ブラシに研きをる妻よ細部にこだはる勿れ()」
「烏賊を洗ふやうに子どもの手をあらふ軟骨のゆび透きとほるまで()」
「わたくしのことは今日からぜつたいに歌にしないで 今朝言はれたり()」
「黒豚も黒毛和牛も本当に黒かどうかは君がみて来い()」
「数撃てば中つてしまふとやうなミもフタもない世界なんだな()」
「太くなり犬になりして遊べどもわれをのこしてゝは逃げたり()」
「耳打ちの箴言に似て煩わし翳みたる目に此の振り仮名は()」
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万葉集#6.0691

2010年01月27日 |  / 万葉集
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「湯の原に鳴く葦鶴は吾が如く妹に恋ふれや時わかず鳴く
(帥大伴の卿の、次田スキタの温泉ユに宿りて、鶴タヅが喧ネを聞きてよみたまへる
歌一首 #6.0961)」
「次田スキタの温泉ユどこにあるのかわからねど鶴も鳴けるか雌を求めて()」
「湯の原で鳴く芦鶴はわたしかな彼女に恋ししきりに鳴ける()」
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