そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

サリンジャー逝く

2010年01月30日 | 挽歌もどき
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「サリンジャー老衰のため逝ったとか91才になっていたとは()」
「春樹訳『ライ麦畑のつかまえて』昨年読みて再認識を
(ホールデンがしゃべりすぎていた)」
「大人にも子どもたちにも裏切られ閉じ籠りたり高き塀にて()」
「キャッチャーは数限りない版重ね象徴的な小説となる()」
「崖の上ライ麦畑はあるというキャッチャーになり子ども救うと(子どもが落ちないように)」
「スポーツ紙までも彼の死報じたるいかな波紋を広げたるのか()」
「見たくあり見たくもないかサリンジャー青春小説書き手でなくば
(閉じ籠って何してたのか)」
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万葉集#6.0965-6.0966

2010年01月30日 |  / 万葉集
1/30
「万葉のこの頃すでに遊行女ウカレメがいたというのは驚くべしか
(冬十二月、太宰帥オホミコトモチノカミ大伴の卿の京に上りたまふ時、娘子がよめる歌二首)」
「凡オホならばかもかもせむを畏みと振りたき袖を忍シヌひてあるかも
(歌1/2首 #6.0965)」
「普通ならあれこれするがかしこみて振りたい袖も堪え忍びたり()」
「大和道は雲隠れたりしかれども吾が振る袖を無礼ナメしと思モふな(歌2/2首 #6.0966)」
「大和への道は遠くて見えないが別れで振る手無礼と思うな()」
「水城にて府家顧みる旅人へと遊行女婦ウカレの兒島コシマ手を振り吟う
(右、太宰帥大伴の卿の大納言に兼任され、京に向ノボらむとして上道ミチダチしたまふ。
此の日水城に馬駐め、府家を顧み望む。時に卿を送る府吏ツカサヒの中に
遊行女婦ウカレあり。其の字を兒島コシマと曰ふ。是に娘子、此の別れ易きを傷み、
彼の会ひ難きを嘆き、涕を拭ひて自ら袖を振る歌を吟ふ。)」

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