そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

震災歌集

2011年04月21日 | 日めくり帖
4/21
「櫂さんが俳句でなくて短歌にて震災詠める歌集を出せり(『震災歌集』中央公論新書)」
「短歌には俳句と違い七七がつき溜め息や憤り出る(大岡信さんの『百人百句』を引用)」
「読売の『編集手帳』に紹介があって載せたる以下の短歌が()」
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「かりそめに死者二万人などといふなかれ親あり子ありはらからあるを()」
「被曝しつつ放水をせし自衛官その名はしらず記憶にとどめよ()」
「顔見せぬ菅宰相はかなしけれ一億二千万人のみなし子()」
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万葉集〈月〉#10.1874-10.1876

2011年04月21日 |  / 万葉集
4/21
「春霞たなびく今日の夕月夜清く照るらむ高圓の野に(月を詠める1/3首 #10.1874)」
「春霞たなびく今日の夕月夜清く照るだろう高円の野に()」

「春されば木隠コガクれ多き夕月夜おほつかなしも山陰にして (月を詠める2/3首 #10.1875)」
「春来れば木の葉が多く夕月夜ぼんやりとする山蔭になり()」

「朝霞春日の暮れば木の間より移ろふ月をいつとか待たむ (月を詠める3/3首 #10.1876)」
「朝霞春日が暮れれば木間より動ける月をいつかと待たん()」
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