万葉集#11.2682-11.2684

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「韓衣君にうち着せ見まく欲り恋ひそ暮らしし雨の降る日を(#11.2682)」
「韓衣あなたに着せて見たいもの恋いつつ暮らした雨の降る夜は()」

「彼方ヲチカタの赤土ハニフの小屋に小雨降り床トコさへ濡れぬ身に添へ我妹(#11.2683)」
「離れたる粗末な小屋に小雨降る床濡れぬほど寄り添え吾妹()」

「笠無みと人には言ひて雨障アマツチみ留まりし君が姿し思ほゆ(#11.2684)」
「笠ないと人には言って雨宿り留まる君の姿が見える()」