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超訳:「照りわたる 難波の入り江に 小屋作り 隠れていたる 葦蟹を 大王召すが 何のため われを召すのか わからない わかるといえば 歌人ウタヒトと われを召すとは 笛吹きと われを召すとは 琴弾きと われを召すとは ともかくも 受命しようと 今日か今日 飛鳥に至り 置かないが 置くなに至り つかないが 都久野ツクヌに至り 東ヒムカシの 中の御門に 参り来て 受命したれば 馬にこそ 絆ヒモで繋いで 牛にこそ 鼻縄はくれ あしひきの この片山の 百楡モムニレを 五百枝イホエ剥き垂り 天照るや 日の日に干して さひづるや 柄臼カラウスに舂き 庭に立つ 磑子スリウスに舂き 照りわたる 難波の入り江の 初垂ハツタレを 辛く垂り来て 陶人スエヒトの 作れる瓶カメを 今日行って 明日持ち来て わが目にと 塩を塗っては 賞味なさるよ賞味なさるよ(二首 2/2 #16.3886 右の歌一首は、蟹の為に痛オモヒを述べてよめり。)」
原文:「押し照るや 難波の小江ヲエに 廬イホ作り 隠ナマりて居る 葦蟹を おほきみ召すと 何せむに 吾アを召すらめや 明らけく 吾は知ることを 歌人ウタヒトと 我ワを召すらめや 笛吹きと 我を召すらめや 琴弾きと 我を召すらめや かもかくも 命ミコト受けむと 今日今日と 飛鳥に至り 置かねども 置勿オキナに至り つかねども 都久野ツクヌに至り 東ヒムカシの 中の御門ゆ 参り来て 命受くれば 馬にこそ 絆ヒモダシ掛くもの 牛にこそ 鼻縄はくれ あしひきの この片山の 百楡モムニレを 五百枝イホエ剥き垂り 天照るや 日の日に干し さひづるや 柄臼カラウスに舂き 庭に立つ 磑子スリウスに舂き 押し照るや 難波の小江の 初垂ハツタレを 辛く垂り来て 陶人スエヒトの 作れる瓶カメを 今日行きて 明日取り持ち来 我が目らに 塩塗り給ひ もちはやすも もちはやすも(二首 2/2 #16.3886 右の歌一首は、蟹の為に痛オモヒを述べてよめり。)」
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「変な夢 われは見たりて 混乱す クローンのわれが 横たわり 臓器はみんな 新鮮で 犯されることなく 動けると それに比べて 現実の われの心臓 病得て 不整脈など 起こしたり さらに糖尿患いて あれやこれやと ままならず 誰が言うたか わからねど ここのスイッチ 押したらば クローンの体を 得られると 生きるか死ぬかの 判断を 求められれば 迷いたり ついに採りたる 選択は 病の体 長らえて クローンの身体 抹殺を はかりたるかな ボタン押し 息するクローンの 息止める 押しきるボタンの ストローク 息の長さに 似てあらん 人の命の 尊さは あまりに軽く 短くて 無慈悲な神が ジャグリング するようならん 人命を そんな神など 契約を 破棄してわれも その神を 弄びたい できることなら()」
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「地域での短歌教室初参加女性ばかりが十人いたり()」
「大阪のおばちゃんの服目に浮かぶ豹柄バナナ朝食に食む(添削前)」
「大阪のおばちゃんの服目に浮かぶバナナは豹柄朝食に食む(添削後)」
「トルコへと旅したる人お土産とナッツの入れる茶菓子いただく(写真添付)」
「『高嶺』なる結社がルーツ先生の指導はわりに民主的なり()」
「こうすればあなたの心に近づくと添削されるこころがうれし()」
「取り敢えず半年くらいは様子見つ流れにのって頑張ってみん()」
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「夏八木氏膵臓癌で亡くなれる個性派俳優惜しい人なり(享年73才)」
「老人を演じたれども凛としていわくありげな老いを演じる()」
「武士ならば落武者などが似合いたるそんな人かな夏八木さんは()」