そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#17.3911-17.3913

2013年05月26日 |  / 万葉集

5/26
「家持が弟書持に歌贈る春に橘タチバナ霍公鳥嚶ナくを(四月の三日、和ふる歌三首 橙橘タチバナ初めて咲き、霍公鳥嚶ナき飜カヘる。此の時候トキに対アタりて、なぞも志を暢ノべざらむ。因カレ三首の短歌をよみて、欝結オホホしき緒オモヒを散ヤるにこそ)」

「足引きの山辺ヤマヘに居ヲれば霍公鳥木の間立ち潜クき鳴かぬ日はなし(#17.3911)」
「足引アシヒキの山辺ヤマヘに棲めば霍公鳥木の間に出入り鳴かぬ日はない()」

「霍公鳥何の心そ橘の玉貫く月し来鳴き響トヨむる(#17.3912)」
「霍公鳥どういうつもりか橘を貫く月に来て鳴き騒ぐ()」

「霍公鳥楝の枝にゆきて居ば花は散らむな玉と見るまで(#17.3913 右、内舎人大伴宿禰家持が久迩の京より弟オト書持に報送コタふ)」
「霍公鳥楝アフチの枝に居たならば花は散るけど玉と見えるか()」

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回想・寺山修司

2013年05月26日 | 日めくり帖

5/26
「寺山は都会的なる顔するも言葉はやはり土の香りが()」
「寺山に寄り添う九条の回想記大変美味しくいただきました()」
「短歌ではわからないこと多かりき天井桟敷の活動を知る(すごい才能の持ち主だったようだ)」
「ほとばしり閃光走る思いつき短歌の枠は後退したり()」
「寺山も短歌捨てたる訳でなし息と同様自然になせる()」
「さらり書く寺山・九条の関係も濁りはありししかし稀有なり(結婚・同士・戦友・義妹となった)」
「還暦の声聞きたきと訴える肝硬変は寺山犯す()」
「ストップがかかる仕事に無理をして死期早めたるムッシュー寺山()」
「回想記短歌作れる寺山の姿はなけれ推し測るのみ()」
「詩人なる谷川さんとの親交はビデオ・レターで近況話す()」

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