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「略(二十五日、新嘗会ニヒナヘマツリの肆宴トヨノアカリに、詔を応ウケタマはる歌六首)」
「島山に照れる橘髻華ウズに挿し仕へ奉マツらな卿大夫マエツキミたち(歌六首 4/6 #19.4276 右の一首は、 右大弁藤原八束朝臣。)」
「築山に照る橘の実を挿し仕へ奉マツっているは卿大夫マエツキミたち()」
「袖ソテ垂れていざ我が苑に鴬の木伝コヅタひ散らす梅の花見に(歌六首 5/6 #19.4277 右の一首は、大和国守藤原永手ナガテ朝臣。)」
「袖ソテを垂れさあわが苑に鴬が木伝コヅタひ散らす梅の花見に()」
「あしひきの山下日蔭かづらける上にやさらに梅を賞シヌはむ(歌六首 6/6 #19.4278 右の一首は、少納言大伴宿禰家持。)」
「あしひきの山下日蔭葛にし上にはさらに梅を飾らん()」