10/12
「ひたひとは『額』と書いておでこなり額つけるをぬかづくという()」
「吾妹子がひたひに生える双六の牡コトヒの牛の鞍の上の瘡(万葉集の戯れ歌)」
「真っ直ぐな道を漢字で『直道』と前を向くこと『ひた』というなり()」
「額とはまっすぐ相手にむきあえる体の部位でひたいと言える(ひたみち、ひたすら、ひたむき)」
「なぜ頬ホホか鼻の両側で膨らめる秀でたところということらしい(頬っぺたなどといって親しんだ)」
「『ほ』というは『秀でる』意味で稲穂とか同じ意味なり膨らんでいる()」
「まほろばは大和を誉める言葉なり素晴らしい意味『ほ』にいでたりと()」
「やまとは 国のまほろば たたなづく 青垣 山ごもれる やまとしうるはし(ヤマトタケルの歌)」
「古代人『顔』を体のパーツとは考えていず別物とした(『現れる形』という意味らしい)」
「朝顔や夕顔などは突然に現れ出でる花のことらし()」
「目や鼻や口はないけど顔という朝顔・夕顔なぜ顔という()」
10/12
「め・みみ・はな不思議な日本語植物の成長過程と符合したると(芽、実々、花、葉)」
「種まいて芽で始まって実で終わる途中で葉っぱや花が開かん()」
「古事記では禊で生アれるアマテラス・ツクヨミ・スサノヲ目と鼻とから(左目:アマテラス/右目:ツクヨミ/鼻:スサノヲ)」
「水ばなや 鼻の先だけ くれのこる(芥川龍之介の辞世)」