そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

新・俳句の解釈 0

2016年08月09日 | 俳句

2016/08/09

000「哀歓も淡くなりたりむかご飯
(柴田白葉女
/哀しい気持ちも和らぎましたむかご飯を食べたら&むかご飯ってどんなかなぁ)」


001「愛されずして沖遠く泳ぐなり
(藤田湘子
/愛されていなかった。岸から遠く離れたところを泳いだ。&幼児体験、夫婦生活?)」


002「あをあをとこの世の雨の帚草
(飴山實
/丸々と緑色して帚草雨に濡れるは幻想的だ&しかし現実の植物なんだ帚草は)」


003「あをあをと風船かづらともりけり
(平井照敏
/ふっくらと風船葛が育ちけり提灯灯るようであるかな&鬼灯のように赤くなる)」


004「青嵐神社があったので拝む
(池田澄子
/名句かと首傾げれど腑に落ちるあおあらしとぞ読めばよいかな)」


005「青梅の一つが見えてあまた見ゆ
(岡本圭岳
/青き実の梅見つければその横にそのまた横とあまたがありし&ごもっとも)」


006「青蚊帳の海の底ひに寝しづもり
(篠田悌二郎
/青蚊帳をくぐればそこは別世界幽界からも断てる空間&すばやく潜り込む所作思い出す)」


007「梧桐に少年が彫る少女の名
(福永耕二
/梧桐なる樹のはだざりいかなるか少女瑠璃ならどういたしたか&日本には、平仮名・片仮名がある)」


008「青空に染まらぬかもめ修司の忌
(沿道若狭男
/マッチ擦る修司にカモメの句のあるか青と白との対比際立つ&)」


009「青空の押し移りゐる紅葉かな
(松藤夏山
/青空に紅葉が占める割合がだんだん押し入るようだ&紅葉が押して入ってくると)」


 

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花と七十二候(0809)

2016年08月09日 | 日めくり帖

2016/08/09

「すがやかな黄色なりけりユウスゲのひらく夕べは友を想えり()」
「夕菅は夕から午前に花ひらく淡黄色で鐘形をなす(花言葉:麗しき姿)」

「霧の中ゆふすげ淡く野を蔽オホふ(青穂)」
「郭公の声古びゆく黄菅かな(岳陽)」
「万葉に九首収まる露草の染め染料使いし花と(『露草の染め色』)」
「雨に濡れすぐ色落ちの露草は儚いことの象徴なりし()」
「露草も露のちからの花ひらく(飯田龍太)」
「露草の瑠璃をとばしぬ鎌試し(禅寺洞)」
「ことごとくつゆくさ咲きて狐雨(蛇笏)」


 

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素晴らしいこと

2016年08月09日 | 日めくり帖

2016/08/08

「ほのめかす退位の思いしめされてまわり色々意見をのべる()」
「思うには公務の負担軽減や代理はたてぬおこころらしい
 (評論家の意見を分類してみたい)」

「象徴の天皇として体現をなされ寄り添う民のおそばに()」
「生前に問題提起なさるのもおこころづかい行き届きたり()」
「同じ日にイチローなせる三千本こちらも拍手贈りてやまん
 (三塁打で文句なしにきめた)」

「暑いとき暑いイベント多いかりき五輪・イチロー・高校野球(天皇のお言葉暑い)」



 

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