ちょっと前の話ですが、長町IC入口近辺に新しいラーメン屋が出来たから行こうと知人に誘われて、連れられて行ってみたら「麺房 大喜」だったって事がありました。結構前からあるお店なんですが知らなかったそうで、どうも突然サイケな目立つ色彩の看板に変わったので新店と勘違いしたとの事。
# そんな派手な看板を出すお店のラーメンはさぞかし派手派手なラーメンに違いない!と興味を引かれたそうで、そういう意味では看板大成功でしたね(!?)
まぁ看板の色はともかく、メニューは真面目な本格派。スープは「魚系正油」「魚系塩」「正油」「塩」の4種から選べます。
今回は「ラーメン(魚系正油)」600円(写真上)にプラス100円で煮玉子トッピングです。鰹節がやんわりきいているスープは魚介系の旨みがたっぷりの正油味。奥ゆかしい豚の旨味(足りない訳ではない)がベースで、煮干と昆布が強すぎずに、きりっと効いています。
やや強めの塩気が魚介の旨みと相まって食欲を増進させてくれますね。一気に飲み干してしまいます。麺はコシのあるストレート中細麺。ネギ2種を駆使するなどコダワリも嬉しい。チャーシュー、煮玉子も絶妙な火加減・味加減で丁寧な仕事ぶりが伺えます。
連れは「ワンタンメン(正油)」780円(写真左)に煮玉子トッピング。ワンタンの分ドンブリが一回り大きいですね。こちらは濁らせた正油色をしています。ネギが1種のみで、麺は共通の中細麺です。
早速スープを一口頂きましたが、こちらの「正油」スープは「魚系正油」よりも動物系を増したバランスで、魚介系の風味も効いていますがどちらかといえば香りを乗せる程度、伴う塩味もやや弱めです。
興味深いのは醤油ダレでして、ややもろ味を感じる味わいはおそらくたまり醤油系のそれと思います。あまり馴染みの無い風味ですが、深みのある熟味はクセになりそう。万人に好まれそうな組立ての「魚系正油」と異なり好き嫌いが分かれそうですが、普通の正油では飽き足らない方には是非一度!オススメしたいですね。自分も次はこちらを頼むと思います。
調理光景をチラチラ見てましたが、元ダレをブレンドする際にメジャーで分量をきっちり量ってらっしゃって、手堅さ・真面目さが感じられました。
一方、以前「味噌ラーメン粉チーズトッピング」を出したことがあったりとそんな”プログレッシブさ”も存じてます(^^; 今後の新メニュー展開にも期待大!ごちそうさまでした。
←黄地に紫ってやっぱ凄…(汗)