仙台ラーメン最強伝説

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滋魂(新潟県新潟市)

2013年01月12日 | 新潟県

121230k3400960 新潟はラーメンに関する情熱が高く、ちょいちょいタウン誌でラーメン特集をやったりします。勿論仙台もやってますけど掲載店が168杯、294杯って言うんだから仙台とは桁が違います。Zassi


表紙にラーメン写真をデーンと取上げる派手さ。ページもたっぷり取ってますし、クーポンやスタンプラリーで盛り上げてますね。写真右:WEEK!komachi(→)


こういうのって「店」も「客」もそれなりの”投資”をして結果を出さないと回っていかないわけで(客が実際にクーポンを使って食べに行く⇒店が宣伝費としてコスト[クーポン分の割引・掲載料]を払う…の流れですね)その点で言うと新潟のラーメン文化は成熟されてます。


右の2誌ですが、ただ読んでるだけでも面白いんですよ。店主写真や意気込みコメントが載ってたりしますし、ラーメン好きの県内芸能人や素人?誰?がそのメニューに対する熱い思いを語ってるのもまた楽しい。変なコスプレしてるブロガーさんとか居たりしてね(^^; 顔出しとか普通だし(笑)すげー


読んでる内に”口コミ感”にやられてしまい「チャーシューがデカそうだから」「このボリュームでこんなに安いから」「店主が醤油にそこまでこだわるスープを味わってみたいから」食べに行ってみようかな~とか思ってしまう訳です。


このサイクルを回すためには”客”も気に入ったお店に積極的に食べに行く姿勢が必要ですからね。新潟はそれが出来ている。ラーメンが皆から愛されているわけです。仙台(宮城)とほぼ同規模の街でそういう文化が成立出来ているのは羨ましい限りですね。Ikon01



さて前回の「杭州飯店」に続く「2012年年越し中華そば」シリーズin新潟の2杯目はタウン誌にも掲載されていた「滋魂(じこん)」です。燕三条系の「酒麺亭潤・らーめん処潤」の系列店で潤イズムを受け継ぎながらも、煮干し等の魚介系を強めた独自のメニュー展開で人気を博す店との事。


勿論、燕三条スタイルを踏襲した「中華そば」680円(写真右→)が目当てでしたが「超絶煮干しそば」750円なるメニューを見つけてしまい急きょ路線変更。写真ピンボケでスイマセン。121230k3400958


具は別皿で提供されて(写真上)まずは素の状態で頂くという趣向ですね。


121230k3400962_3 泡立つスープから煮干しの香が強烈に漂います。ガラはあっさりめ、豚脂も控えめか。節も香らせず、ひたすら純粋に煮干しを前面に押し出してきます。醤油ダレは塩味が強く薄口醤油っぽい風味がありますね。燕三条系の元ダレとは違うものっぽいです。


煮干し特有の苦味は少なく、酸味は幾分ありますが、強めの塩味が効かせてあり上手に旨味に昇華させてます。流石は煮干し使いの燕三条系と言ったところでしょうか、決してアッサリスープでは無いのですが、元ダレと豚脂を控えめにバランスさせてあるせいか確かに太麺より細麺が合いますね。


←トッピングを乗せるとなんとなく豪華になりました。磯海苔が乗っかると風味が増して、やや煮干しキャラは薄まりますがトータルの旨味は増してきます。ヤバい!最近”磯海苔”が好きになってきたのは歳のせいかなぁ(笑) 麺は低加水っぽく時間が経つとややのびやすいので早めに食べ切ってしまいましょう。









本家の「らーめん処潤」が燕三条系をやや万人向けにシフトさせて作っている事に対しての「滋魂」流の挑戦状メニューに見えたのは気のせいか?新進気鋭の「滋魂」は今後も目が離せないですね。ごちそうさまでした。


121230k3400956_2 (12/12/30)
滋魂/新潟県新潟市東区松崎1-1-28

コメント
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