人気ラーメン店「支那そばや」創業者で「ラーメンの鬼」の異名を持つ佐野実氏が4/11ご逝去されました。
氏が厨房に立っていた頃の「支那そばや」と言えば香水禁止、私語・携帯禁止ルールや、氏が「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」を一回も言ったことが無かったり、追い返した客が過去50人は下らない(←これは事実らしい)というトップof面倒くさいラーメン屋というイメージが有りますが
# 現店舗はとっくにルール解除されてます、勿論
奇をてらったりアイディア勝負をすることには無関心で、ラーメン素材の選別にとことん拘り、素材と調理方法の工夫のみで美味しさを追求した氏の手法も頑固というか職人気質で一貫してました。
特に晩年は小麦と製麺の研究に心血をそそいでいたとの事。精製小麦が糖尿病の引き金になったのか。
# 年間数百杯食べてるようなラーメン評論家・ブロガーはもっと早死にするかもしれんね(^^;
氏の個性的な性格が災いしてか、ネット上では「ご冥福を祈れない」「支那そばやなんて大して美味しくない」のような極論も散見しますが、賛も否もあるそういう氏の生き方も格好良いなと思ったりします。
氏の人となりが分かる興味深い記事を見つけたので(勝手に、汗)リンクさせて頂きます。
ラーメンは人なり 第4回 佐野実(48歳) 支那そばや(神奈川県藤沢市鵠沼) 「日本一のガンコ親父」の実像(前編)
氏の弟子が東松島市で開いた「支那そばや石巻店」(←氏がブログ上で石巻店って言ったんだからもう石巻店で良いよね、笑)にまた食べに行こうと思います。今度は氏の好きだった塩ラーメンが良いな。
(写真は支那そばや石巻店のものです)