数年前までは「ホワイトデーは3倍返し」とかそういう縁起の悪いキーワードが主にTVで流れていたようですが、
去年辺りからは”倍返し”程度で相場が動いている模様。やはりあのドラマの影響は大きかったようでホッと胸をなでおろしてしまいます。
ところでバレンタインデーって、え?もう終わったんですか?
あれ?チョコは?もらってないすけど…
おおお、じゃあ何倍返しでも関係なかったわ>自分(涙)
トミタ栞 feat. Ladybeard「バレンタイン・キッス」特集 (1/4) - 音楽ナタリー Power Push
「貰えないなら自分からチョコ食べに行こう。」
という事で今年の仙台チョコラーメン事情ですが「拉麺勇気」(店名クリックで過去記事へ)はいつの間にか終わってました。
拉麺勇気 - 2月13.14日は チョコ酸辣湯麺2016 やります❗...
※ちなみに記事にしていませんが昨年・一昨年も「チョコ酸辣湯麺」行き遅れて食べ逃しています(汗)
昨年「ブタカカオ」出してた「魔界ラーメン月光」(店名クリックで過去記事へ)はバレンタインを華麗にスルー。
こうなったら「ホイップクリーム&チョコソース」限定トッピングを昨年出していたあの店(クリックで過去記事へ)に期待するしか…。
という事で今回は名取市「閖上さいかい市場」にあります「油そば専門店 エマ劇場」(店名クリックで前回記事へ)へ行って参りました。
残念ながらチョコメニューは無かったですが、その代わりキレキレの新メニューが登場してました。
「食べラー納豆ホイップクリーム味噌ラーメン」850円
うーん、何かの罰ゲームだろうか(笑)
まずはトッピング類を混ぜない状態でスープを一口味わいますと…、
しっかりとられた動物系に玉ねぎなど野菜の煮込みが入りやや甘めのナチュラルな仕上がり。
味噌ダレは配合程よく油量の強さを中和してくれています。
何気にエマ劇場での「味噌ラーメン」はお初でしたが、充実したスープボディの厚さが好印象です。
ナチュラルな甘さが際立つ素性の良い味噌スープはこれだけで普通に美味しいのに…、
ここに”食べるラー油”はともかく”ホイップクリーム”と”納豆”を乗せちゃうセンスが最高ですね。
ピンクとシルバーの砂糖菓子アラザンがデコレーションされていて綺麗(写真右→)
不可逆性を覚悟してもう思いっきし混ぜてかまします。
クリームの白がスープに溶け込み色合いが変わります。引き割りの納豆がスープにチラチラ見え隠れしてるのが軽い眩暈を誘いますがさて(笑)
スープを一口頂きますと…、
ホイップクリームは円みに変化(へんげ)して牛乳系のコクを醸し出してくれています。味噌スープとの相性は良好。
食べるラー油はピリ辛を演出してクリームの甘さを相殺してなおかつスープのポテンシャルを更に盛り立ててくれていますね。これもプラス材料。美味しい。
一方で引き割り納豆は、
元々「味噌」も「納豆」も大豆を原料とした食材ですし、出所は同じな筈ですが、
言うなれば生き別れの兄弟が一杯のドンブリの中で出会ってしまった「大映ドラマ」的シチュエーションか。
出生の違いが、育った環境の違いが二人の運命の歯車を狂わせている、というか決して媚びない”納豆”の個性の強さを感じます。
納豆のキャラが消えずにスープに活かされていますが、納豆のクセはホイップクリームが甘くマスクしていますし、食べラーがピリ辛に振っていますし、色々きっちり計算されているスープ仕上がりに感じます。
流石は個性派演劇集団エマ劇場の繰り出す一杯。
大衆に易々と迎合することはしない問題作ですね。納豆ラーメンの先駆者「柳家」(店名クリックで過去記事へ)を脅かす一杯と思います。
こちらラーメンチケット4対象メニュー。
一口貰って味見するのを忘れてしまいましたが味噌味の油そばは珍しいですね。
券売機みると「冷し油そば」なんてメニューも有って、冷製好きとしては気になります。
さて衝撃の「食べラー納豆ホイップクリーム味噌ラーメン」でしたが、色物でありながらも(失礼)味噌ラーメンスープのスペックの高さを感じる仕上がりでした。納豆キライでなければチャレンジする価値有りそうです(^^
「エマ劇場」では毎月定期的に「油そば食べ放題」や「肉祭り」などを開催されていて、壁いっぱいに”油そば○杯完食”的な張り紙がされてます。
MAXで7杯食べた方が数名…凄いな(汗)
あーカノパン見逃したなあ。
2016年2月6日(土)15時30分~仙台放送「カノ★パン」を観よ!|ハチスタ広報局
「エマ劇場」さんが客が少ないってのは謙遜と思いますが(^^;
ただ「閖上さいかい市場」のお客さんが少ないのは気になりますね。帰りに魚屋さんで少し買い物して帰りました。復興はまだ道半ば。「閖上さいかい市場」がもっと繁盛すると良いですね。