映画「転々」:小ネタが連々,微かな痛みが綿々と 2007年12月01日 20時59分09秒 | 映画(新作レヴュー) 連続して試みられたスクリーンへの挑戦も,健闘空しく結局は週末深夜枠に戻っていくのかと思えた三木聡監督,起死回生の一撃は「感動」という意外な副産物を生み出して,おそらくは私を含む「時効警察」ファン全てを驚かせることに成功した。 東京の西から真ん中へ。ロードムーヴィーと呼ぶには,余りにもちんまりとしたスケールが,思いのほか小ネタが誘う微苦笑と良い相性を見せて,見事な物語を形作っている。 三木聡のトレ . . . 本文を読む