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映画「アイム・ノット・ゼア」:「歌詞の無意味さこそが崇高なのだ」というメッセージ

6人の役者がボブ・ディランを演じる作品,だと思っていたら,6人の役者が「ボブ・ディランを想起させる6人の人間」を演じる作品だった。役者達は皆,あたかもボブ・ディランという巨大な構造物の切り紙を縁取る台紙のように振る舞い,出来上がった空洞は,正に原題通り,ボブ・ディランの「得体の知れ無さ」そのものに見えてくる。 後半ではサム・ペキンパーの傑作「ビリー・ザ・キッド21歳の生涯」へのオマージュも滲ませる . . . 本文を読む
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