映画「BALLAD 名もなき恋のうた」:何故に実写化せねばならなかったのか? 2009年09月22日 09時27分33秒 | 映画(新作レヴュー) 「三丁目の夕日」2部作の魅力は,昭和30年代を知る人にとっては「こうだったはず」という一種の思い込み,当時を知らない人にとっては「こうあって欲しい」という願望を,丁寧に作り込んだ街並みや屋内セットによって,具体の形にして見せたところにあった。職人的な美術とCG技術が結集したその「再現作業」,実質的には「創造作業」の成果は,画面に殊の外高い密度をもたらし,ストーリーはその画面から逆算して縒り合わされ . . . 本文を読む