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映画「ジュリー&ジュリア」:じっくり煮込まれた牛肉料理のようなメリル・ストリープ

「プラダを着た悪魔」が一つの転換点になったのだろうか。「マンマ・ミーア」における怪演としか言いようのない弾け振りと,従来型の重厚な演技を披露した「ダウト」を挟んで届けられた本作における,実在の人物へのなりきり振りを越えた演技の「大きさ」は尋常ではない。仕事を楽しみ,かつ観るものをリラックスさせながら作品の核心へと誘う技は,若い頃に得た「演技派」の勲章を,ひと味違う輝きで彩っている。30歳代前半でオ . . . 本文を読む
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