映画「2012」:大きいことは良いこと,という価値観が辿り着いた地点 2010年01月05日 22時15分09秒 | 映画(新作レヴュー) ローランド・エメリッヒというドイツ人の映画監督がハリウッドに進出して撮った初めての作品であるジャン・クロード=ヴァン・ダム主演のアクションSF「ユニバーサル・ソルジャー」については,筋はともかく,冒頭の場面だけはよく憶えている。 それはとてつもなく大きなアーチ式ダム(だったと思う)の上から,ロープを伝って降りてくる男たちを少し引いて捉えたショットで,人間が作った土木構造物の「大きさ」がどどーんと迫 . . . 本文を読む