映画「キック☆アス」:リアルで過剰な描写が提起した’10年代のヒーロー・ヒロイン像 2010年12月29日 23時54分46秒 | 映画(新作レヴュー) 防弾チョッキを着せられた11歳の女の子が,父親(ニコラス・ケイジ)から銃で撃たれる訓練を施され,最後は殺人マシーンと化して,次から次へと悪人を薙ぎ倒す。時にかなりリアルな描写を観ながら,あり得ない話ではあるけれども,もし青少年健全育成条例を改定したばかりの東京都知事がこの作品を観たら何と言うだろうか?ということを考えていた。コミック特有の誇張された表現を,映画独自の描写へと移植する技術と表現に関す . . . 本文を読む