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映画「ローマ法王の休日」:予定調和のコメディと見せかけて突き放す,モレッティの巧みな技

イタリアの才人ナンニ・モレッティの新作は「ローマ法王の休日」。そう,邦題は紛れもなくあのウィリアム・ワイラーとオードリー・ヘップバーンとグレゴリー・ペックが,赤狩りにあったドルトン・トランボが変名で書いた脚本の元に集結して作り上げた,ユーロ危機も首相のスキャンダルもなかった(しかしパパラッチだけは存在していた)古き佳き時代のローマを永遠にスクリーンに留めた「ローマの休日」のパクリだ。 あのフィルム . . . 本文を読む
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