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映画「ペコロスの母に会いに行く」:昭和2年生まれの監督が描く現代版「母もの」

松竹B級コメディの職人から,いつの間にやら京都と大船の両撮影所の伝統を引き継ぐ「マエストロ」という場所に立たされてしまったという印象を受ける86歳の森崎東が撮った新しい「シャシン」は,笑わせて泣かせて,とにかく楽しませる精神に満ちた秀作だ。 113分という尺を「プログラム・ピクチャー」と呼ぶことはさすがに憚られるのだが,肩の力の抜け具合と,それに反して必要なショットが正確な構図で用意される収まり具 . . . 本文を読む
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