映画「アイ アム ア ヒーロー」:「大泉映画」という衣を被った本格的ゾンビ映画 2016年06月18日 22時43分22秒 | 映画(新作レヴュー) 人は良いのだけれど頼りない。真面目なんだけれども,取り立てて秀でた点がある訳でもない。言ってみればどこにでもいそうな一人の平凡な中年男がある日突然「危機」に瀕し,女性を守るためにやむなくライフルを手にする。 フライヤーからは,そんな展開がイメージされた。そして大筋ではそのイメージ通りの物語を観ることになった訳だが,問題はその「危機」の中身だった。 圧倒的に若いカップルが多かった客席からは上映後に「 . . . 本文を読む