映画「母という名の女」:毒親を超える母の愛 2018年07月29日 12時17分37秒 | 映画(新作レヴュー) 押しも押されぬ世界的なトップ・ディレクターとなったアルフォンソ・キュアロンが牽引してきたように見える近年のメキシコ映画界に,突如として現れたミシェル・フランコという新しい才能は,カンヌ映画祭にとっても驚きだったようだ。「父の秘密」から3作が連続して同祭で受賞するという快挙は,同じくカンヌに愛された河瀨直美や是枝裕和の諸作同様に,良心的な非商業的フィルム(「万引き家族」の大ヒットは嬉しい例外だが)に . . . 本文を読む