子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」:下世話なゴシップに彩られた至福のパラレルワールド

2019年09月01日 19時32分08秒 | 映画(新作レヴュー)
クエンティン・タランティーノの9作目となる監督作は,自らの映画漬けの半生を言祝ぐような,凄まじいばかりの幸福感に満ちたハリウッド・クロニクルだ。本人は来日中のインタビューで「デビューから本作まで既に9本撮った。映画監督としては10本目となる次作が最終作と決めている」という,タランティーノ・ファンにとっては胸を塞がれるような発言をしているが,本作の内容がそんな発言を裏付けるような「フィナーレ序章」と . . . 本文を読む