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映画「アネット」:まさかスパークスの時代が来るなんて,と驚いてはみたものの

前作「ホーリー・モータース」の中盤で,物語を加速させたマーチングのシークエンスに手応えを感じたからなのかどうかは分からないが,レオス・カラックス10年振りの新作はなんとミュージカルだった。しかもまるでオペラのようなフレームを持ったファンタジーの中核を担ったのは,50年のキャリアを誇る兄弟グループのスパークス。彼らの音楽を聴く度に,残念ながら分裂してしまったKIRINJIが,もしも仲良くデュオを続け . . . 本文を読む
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