子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。
子供はかまってくれない
2013年J2リーグ第39節 コンサドーレ札幌VSジェフユナイテッド千葉【1:0】
残り4試合のうち一つでも負けた時点でプレーオフ進出の望みを絶たれる札幌にとって,上位にいる千葉と神戸と続くホーム2連戦は,文字通りの天王山となったが,勝利を求める選手の執念が1:0という痺れるようなスコアでの勝利に結びついたことは,ドームに集結した1万2千人のサポーターに対する何よりのプレゼントとなった。
京都戦で2失点したショックを,DFだけでなくチーム全体の守備意識によって払拭した姿には,「ひょっとしたら…」という期待を膨らませる「何か」が感じられた。
試合への入り方はとても良かった。ボールが廻り,打って終わるという意識も明確で,ホームらしい試合運びに,上位相手の勝利の予感が漂っていた。開始直後の15分あたりまでは。
しかし千葉が中盤の底で巧みにボールを散らす16番の佐藤と,既にここまで22得点を記録して得点王争いを独走しているケンペスを中心にパスをつなぎ出すと,札幌は完全に守勢に立たされた。
時折ボ-ルを奪っても組み立ての最初のパスをミスしたり,前田も荒野も「前へ」という意識が強すぎて球離れが悪くなり,仕掛けたドリブルを止められてはショートパスを軽快に繋がれて,あっと言う間にゴールに迫られるという場面が頻出した。特に札幌のSBが前掛かりになっていたこともあって,両サイドのスペースはほぼ自由自在に使われていたという印象を受けた。
幸い千葉のフィニッシュの精度が低く,決定的な場面で2度信じられないようなミス(杉山のミスが救われるような大ミスも)が出たことにより,前半をスコアレスで凌げたことが,後半の逆襲に繋がった。
後半に入ると明らかに千葉の運動量が落ちた。札幌もサイドは使われても,センターはしっかりとしたブロックで固める,という体制が徹底され,次第にボールの支配率を上げていった。
19分には相手の右サイドを崩して奪ったと思われた先制点がオフサイドの判定で取り消され,空気が変わるかと思われたが,集中力は失われなかった。
内村の決勝点は,本人がインタビューで「きれいじゃなくてすいません」と謝っていたが,前々節の山形戦で取った点と同じく,GKへのチェイシングから生まれたものだった。ああいう,まさに勝利への執念が形になったゴールこそ,サポーターを喜ばせる素晴らしいゴールだということを,内村選手には判って貰いたい。
J1昇格という大きな目標へ向かって歩みを続けられるという,J2に所属するプロチーム本来のミッションの持続に成功したことも勿論だが,ドームの営業上もこの勝利は大きいに違いない。
HPに載っている次戦の集客目標「15,000人」に対して,現時点での売り上げは既に「11,779人」。次節では,今日の勝利の勢いに乗って,帰りにチケットを買い求めたであろうサポーターを,歓喜の渦に巻き込むような結果を!
京都戦で2失点したショックを,DFだけでなくチーム全体の守備意識によって払拭した姿には,「ひょっとしたら…」という期待を膨らませる「何か」が感じられた。
試合への入り方はとても良かった。ボールが廻り,打って終わるという意識も明確で,ホームらしい試合運びに,上位相手の勝利の予感が漂っていた。開始直後の15分あたりまでは。
しかし千葉が中盤の底で巧みにボールを散らす16番の佐藤と,既にここまで22得点を記録して得点王争いを独走しているケンペスを中心にパスをつなぎ出すと,札幌は完全に守勢に立たされた。
時折ボ-ルを奪っても組み立ての最初のパスをミスしたり,前田も荒野も「前へ」という意識が強すぎて球離れが悪くなり,仕掛けたドリブルを止められてはショートパスを軽快に繋がれて,あっと言う間にゴールに迫られるという場面が頻出した。特に札幌のSBが前掛かりになっていたこともあって,両サイドのスペースはほぼ自由自在に使われていたという印象を受けた。
幸い千葉のフィニッシュの精度が低く,決定的な場面で2度信じられないようなミス(杉山のミスが救われるような大ミスも)が出たことにより,前半をスコアレスで凌げたことが,後半の逆襲に繋がった。
後半に入ると明らかに千葉の運動量が落ちた。札幌もサイドは使われても,センターはしっかりとしたブロックで固める,という体制が徹底され,次第にボールの支配率を上げていった。
19分には相手の右サイドを崩して奪ったと思われた先制点がオフサイドの判定で取り消され,空気が変わるかと思われたが,集中力は失われなかった。
内村の決勝点は,本人がインタビューで「きれいじゃなくてすいません」と謝っていたが,前々節の山形戦で取った点と同じく,GKへのチェイシングから生まれたものだった。ああいう,まさに勝利への執念が形になったゴールこそ,サポーターを喜ばせる素晴らしいゴールだということを,内村選手には判って貰いたい。
J1昇格という大きな目標へ向かって歩みを続けられるという,J2に所属するプロチーム本来のミッションの持続に成功したことも勿論だが,ドームの営業上もこの勝利は大きいに違いない。
HPに載っている次戦の集客目標「15,000人」に対して,現時点での売り上げは既に「11,779人」。次節では,今日の勝利の勢いに乗って,帰りにチケットを買い求めたであろうサポーターを,歓喜の渦に巻き込むような結果を!
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