子供はかまってくれない

子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。

2009ACL決勝トーナメント1回戦結果:2/4は順当かもしれないが…

2009年06月25日 00時00分36秒 | サッカーあれこれ
鹿島アントラーズ VS FCソウル=2:2(PK4:5)
名古屋アントラーズ VS スウォン=2:1
ガンバ大阪 VS 川崎フロンターレ=2:3

決勝トーナメントに進出したJリーグ4チームのうち,2チームが決勝トーナメント2回戦(準々決勝Q.F)に勝ち上がることとなったが,その顔ぶれは私の予想とは異なっていた。

選手層と経験で評価すれば,鹿島と大阪の勝ち上がりは固いと思われた(私もそう考えていた)のだが,鹿島は小笠原の退場,大阪はコンディション面の不調というハンデが重くのしかかって,残念ながら早々に舞台を去ることとなってしまった。
川淵元キャプテンの主導で今大会から導入された一発勝負の1回戦方式が,結果的に予選1位の日本勢に不利に働いた格好だが,それがまだ揺籃期を脱したとは言えないACLを自立させるための方策(西地区と東地区から4チームずつQ.Fに出す)であることに思いを致せば,潔く敗戦を認めるほかないだろう。

鹿島は小笠原の退場後も良く戦った。延長前半のマルキーニョスと野沢が拾った決定機と,延長終了間際にバーに嫌われた中田浩二のヘッドのどれかが決まっていれば,10人で勝ち切れていたかもしれないが,それこそが勝負の綾というものだ。
このところすっかりお馴染みになってきた,アジアの審判の不思議なジャッジは,この試合でもそこかしこで見られたが,この試合に限ってはダニーロのPKやり直しという判定で全ては帳消し,と言わねばならない。ソウルのGKキムの判断は,北京アジアカップ時の川口を彷彿とさせる凄さだった。

大阪VS川崎戦は前半しか観ていないのだが,怪我人が帰ってきた大阪の中盤は悪くなかった。レアンドロの個人技のキレと相俟って,このペースで行けば順当に勝つものと思われたのだが,後半30分を過ぎてから2点を挙げた川崎のコンディションに軍配が上がったようだ。
試合経過を見る限り,大阪の選手交替が後手を踏んだという印象もあるが,移籍に揺れる黒津にとっては,問題を更に複雑にする初得点になったのではないだろうか。

嬉しいのは名古屋のQ.F進出だ。試合の主導権を握られて,怒濤の攻撃に耐え続けて手にした勝利の重さは格別だろう。
終盤,足を攣る選手が続出していたが,暑さの中で,受けて立つ側に強いられた過酷な試練を耐えた選手達に,心からの拍手を送りたい。特に最後まで攻撃の中心に立ち続けた小川は,日本代表の中盤のレギュラー陣にとっても脅威となっているはずだ。是非ともピクシーと共に前に進み続けてもらいたい。

ところで,同時刻に中継のあった鹿島戦と名古屋戦は2画面で観戦していたのだが,あれも便利なようで,ちゃんと観るにはそれなりの修練が必要かもしれないと感じた。特に2つの試合が共にバイタルエリアでの攻防になった時などは,結構混乱した。顔の両面に眼が付いている魚なら,2画面でもきちんと見分けられるのだろうかと,少し魚顔のダヴィを観て考えたりした。


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