子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。
子供はかまってくれない
FIFAクラブW杯ジャパン2011 柏レイソル VS アルサッド【0:0 PK3:5】
チームの屋台骨として獅子奮迅の活躍を見せてきたレアンドロ・ドミンゲスが累積警告のため出場できないというハンデを克服することが出来るかどうかが,この大きな大会におけるレイソルに与えられた最後の課題だった。
そして策士のネルシーニョが,アジアチャンピオンであるアルサッドとの地力争いという,来年のACLを占う意味でも重要な試合に抜擢したのは,柏に移籍してからまだ先発出場がなかった水野だった。
ポジションとしては右サイドに位置しながらも,中央寄りでゲームを作ってきたレアンドロ・ドミンゲスに比べると,酒井とのコンビネーションによるサイドの崩しが期待された水野だったが,北嶋の動きに合わせたラストパスや,自らの飛び出しによってリズムを作り,前半アルサッドを押し込んだ要因の一つになっていた。
決定力の面で問題があった工藤に替えて,ここまでチームの精神的支柱となってきた北嶋を先発で起用した采配も,何が何でも点を取るんだという意識を鼓舞したようで,絶好調の酒井が引っ張った幾つものアタックは,間違いなくアルサッドを凌駕していたように見えた。
特に田中順也のポストを叩いたミドルと,酒井のワールドクラスとも言える突破からの折り返しを同じく田中が狙ったシュートは,どちらもアルサッド・ゴールのネットを揺らしていてもおかしくなかったが,今日は田中の日ではなかったようだ。
だがこのいずれのシュートも決まらなかったことが,結果的にPK戦にもつれ込み,3位を逃す最大の原因になってしまったのかもしれない。
アルサッドは後半,アジアチャンピオンとしてのプライドを思い出したのか,5バックの両サイドが上がり目のポジションを取ることによって,5-3-2から3-5-2気味にシフトを変えた。これによってケイタとニアンの強力2トップを中盤からサポートする体勢が前半より強まってアルサッドのポゼッションが上がり,サッカーの試合としては面白くなった。
それでもレイソルは一度握ったゲームの主導権を最後まで手離すことはなかったのだが,決定的な場面は橋本のクロスが珍しく相手DFの頭を越えて北嶋に届いた後半18分のチャンスくらいで,終わってみれば前半の逸機が最後まで響いた形となってしまった。
この大会で4試合を戦ったレイソルにとっては,手応えと悔しさが等分という結果だったかもしれないが,4日前に個人技で打ち負かされたサントスがバルセロナに完膚無きまでに叩きのめされた決勝戦の結果と併せて,最高のモチベーションを掴んだ貴重な11日間だったことは違いない。
でも,本当は目指す頂点を目の前で見せられた酒井や田中らのジャンプアップを期待したい気持ちで一杯なのだが,3日後には天皇杯でグランパス戦って,ちょっと過酷すぎない?
そして策士のネルシーニョが,アジアチャンピオンであるアルサッドとの地力争いという,来年のACLを占う意味でも重要な試合に抜擢したのは,柏に移籍してからまだ先発出場がなかった水野だった。
ポジションとしては右サイドに位置しながらも,中央寄りでゲームを作ってきたレアンドロ・ドミンゲスに比べると,酒井とのコンビネーションによるサイドの崩しが期待された水野だったが,北嶋の動きに合わせたラストパスや,自らの飛び出しによってリズムを作り,前半アルサッドを押し込んだ要因の一つになっていた。
決定力の面で問題があった工藤に替えて,ここまでチームの精神的支柱となってきた北嶋を先発で起用した采配も,何が何でも点を取るんだという意識を鼓舞したようで,絶好調の酒井が引っ張った幾つものアタックは,間違いなくアルサッドを凌駕していたように見えた。
特に田中順也のポストを叩いたミドルと,酒井のワールドクラスとも言える突破からの折り返しを同じく田中が狙ったシュートは,どちらもアルサッド・ゴールのネットを揺らしていてもおかしくなかったが,今日は田中の日ではなかったようだ。
だがこのいずれのシュートも決まらなかったことが,結果的にPK戦にもつれ込み,3位を逃す最大の原因になってしまったのかもしれない。
アルサッドは後半,アジアチャンピオンとしてのプライドを思い出したのか,5バックの両サイドが上がり目のポジションを取ることによって,5-3-2から3-5-2気味にシフトを変えた。これによってケイタとニアンの強力2トップを中盤からサポートする体勢が前半より強まってアルサッドのポゼッションが上がり,サッカーの試合としては面白くなった。
それでもレイソルは一度握ったゲームの主導権を最後まで手離すことはなかったのだが,決定的な場面は橋本のクロスが珍しく相手DFの頭を越えて北嶋に届いた後半18分のチャンスくらいで,終わってみれば前半の逸機が最後まで響いた形となってしまった。
この大会で4試合を戦ったレイソルにとっては,手応えと悔しさが等分という結果だったかもしれないが,4日前に個人技で打ち負かされたサントスがバルセロナに完膚無きまでに叩きのめされた決勝戦の結果と併せて,最高のモチベーションを掴んだ貴重な11日間だったことは違いない。
でも,本当は目指す頂点を目の前で見せられた酒井や田中らのジャンプアップを期待したい気持ちで一杯なのだが,3日後には天皇杯でグランパス戦って,ちょっと過酷すぎない?
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