子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。
子供はかまってくれない
2016年J2リーグ第27節 札幌 VS 清水【3:2】
マッチデイ・プログラムの表紙を飾った都倉をヒーローにするため,あえてこういう展開を選択しました,と言わんばかりに劇的な幕切れだった。後半は一方的な劣勢でまったく見所がないまま2点差をひっくり返されてしまうのだとばかり思っていただけに,相手GKとDFの連携の悪さがあったとは言え,最後まで諦めなかった都倉のプレーは賞賛に値するものだった。
勝ち点ゼロから3へ。今日の後半を見ても明らかなように,底力は計り知れない清水との勝ち点の差が,これで「15」まで拡がったのは何にもまして喜ばしい。
それにしても,浮き足だった時の札幌の脆さは相変わらずだ。前半の2得点も,相手守備陣の拙い判断とプレーの賜物という性格が強いものだっただけに,本来であればリードを保って臨んだ後半は,もっとしっかりボールをキープして,上手に時間を使わなければならない試合だったはず。
それが何故かラインを下げた上での完全な5バック+3ボランチ,攻められている時は8バックに近い守備陣形になってしまったために,清水の中盤はまさにやりたい放題だった。札幌の最終ラインは,前半の鄭大世頼みの放り込みとは鋭さの次元が違う清水の攻撃に晒され続けた。
原因はライン・コントロールの稚拙さと運動量の極端な低下だろう。深井が本来の調子とはほど遠く,絶対に走らないと決めているかのように緩慢な上里が,期せずして攻撃のスイッチ役になってしまうような展開だったために,相手のボールを奪ってトップに繋いでも至近距離のフォローがまったくなく,3秒後にはまた奪われて押し込まれる,というパターンを何度も繰り返した。
逆転されなかったのは強固なポストと運のおかげとしか言いようがない。
特に選手交替については,相手が先手先手と打ってきた策がはまり,前線の運動量によってじりじりと札幌のラインを下げる事に成功したのに比べて,札幌の交代は後手を踏み続けた。終了間際に打ったジュリーニョだけが辛うじて機能したに過ぎない。司令官の経験の少なさがここに来て大きな不安材料となってきた,という印象だ。
とは言え,勝ち点を積み上げるという結果を出したチームの精神状態は上々だろう。
あとは今日のような試合になった時に,チームを落ち着かせ,時間を使う術を知っている選手の完全復帰がとにかく待たれる。
いにしえから伝わることわざ「伸二,大鵬,目玉焼き」のあの選手,小野伸二,カムバック!
勝ち点ゼロから3へ。今日の後半を見ても明らかなように,底力は計り知れない清水との勝ち点の差が,これで「15」まで拡がったのは何にもまして喜ばしい。
それにしても,浮き足だった時の札幌の脆さは相変わらずだ。前半の2得点も,相手守備陣の拙い判断とプレーの賜物という性格が強いものだっただけに,本来であればリードを保って臨んだ後半は,もっとしっかりボールをキープして,上手に時間を使わなければならない試合だったはず。
それが何故かラインを下げた上での完全な5バック+3ボランチ,攻められている時は8バックに近い守備陣形になってしまったために,清水の中盤はまさにやりたい放題だった。札幌の最終ラインは,前半の鄭大世頼みの放り込みとは鋭さの次元が違う清水の攻撃に晒され続けた。
原因はライン・コントロールの稚拙さと運動量の極端な低下だろう。深井が本来の調子とはほど遠く,絶対に走らないと決めているかのように緩慢な上里が,期せずして攻撃のスイッチ役になってしまうような展開だったために,相手のボールを奪ってトップに繋いでも至近距離のフォローがまったくなく,3秒後にはまた奪われて押し込まれる,というパターンを何度も繰り返した。
逆転されなかったのは強固なポストと運のおかげとしか言いようがない。
特に選手交替については,相手が先手先手と打ってきた策がはまり,前線の運動量によってじりじりと札幌のラインを下げる事に成功したのに比べて,札幌の交代は後手を踏み続けた。終了間際に打ったジュリーニョだけが辛うじて機能したに過ぎない。司令官の経験の少なさがここに来て大きな不安材料となってきた,という印象だ。
とは言え,勝ち点を積み上げるという結果を出したチームの精神状態は上々だろう。
あとは今日のような試合になった時に,チームを落ち着かせ,時間を使う術を知っている選手の完全復帰がとにかく待たれる。
いにしえから伝わることわざ「伸二,大鵬,目玉焼き」のあの選手,小野伸二,カムバック!
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