子供はかまってくれないし,わかってくれないので,映画と音楽と本とサッカーに慰めを。
子供はかまってくれない
2012ACL予選リーグG組 名古屋グランパスVS天津泰達【3:0】
これまでの2試合,いずれも勝てる試合を不完全燃焼のまま引き分けに持ち込まれるという結果に甘んじてきた名古屋は,アウェーの天津戦でようやく本来の勝負強さを発揮して勝ち点3を奪った。3点それぞれが技とスピードとパスワークのショーケースと言える見事な得点で,千人という大量の警備員に護られてアウェー側の応援席に陣取った少数のサポーターの溜飲を下げるに十分なものだった。
1点目の藤本のキックフェイントとループシュートはワールドクラスの素晴らしいものだったが,起点は中盤でボールを奪うやいなや鋭いダッシュで相手のボランチを蹴散らしたダニルソンの技術だった。
同じく2点目も,仕上げこそ玉田のシュート技術が光った得点だったが,これも同じく自陣深くでダニルソンが奪ったボールを永井が受けて,その広い視野からファーサイドにいた玉田を見つけたことによって生まれたものだった。
圧倒的なパスワークという訳でもなく,完全に個人技だけでぶっちぎるというでもなく,それでも静かに戦況を見つめながらここぞという所で一気に攻め入る攻撃の圧力は,まさにダニルソンというスイッチがあるが故に生まれるものと言うことが出来るだろう。
だが,確かにシュートの技術は素晴らしかったが,後半2点目をとった直後,天津に攻め込まれ続けたのは,藤本の度重なるミスが原因だった。天才肌のプレーヤーが陥りやすいポケットから脱出できない限り,代表への復帰は難しいのではないかと感じた名古屋のサポーターも,少なくなかった筈だ。
イエローカード出まくりの天津のラフプレーは酷かったし,全体的なプレーの質の差から言っても,このスコアは順当だと思うが,同じく初勝利を挙げたガンバ大阪と共に,中2日間で3点を挙げて勝ったという結果は,高く評価したい。
資金面で最も潤沢な名古屋でさえも完全なターンオーバーを敷くだけの厚い選手層を抱えることは難しい状況下で,常に出場する全4チームが最低でも予選リーグを突破するという結果を残すためには,AFCにおける日程調整というもう一つの闘いを勝ち抜くための政治力が必要なことは間違いないのだが,それが難しい現実を見切って,強行日程をもろともしない逞しさをJチームには期待したい。
それにしても,最後に交替で出てきた巻,いったいどこの国の人?
1点目の藤本のキックフェイントとループシュートはワールドクラスの素晴らしいものだったが,起点は中盤でボールを奪うやいなや鋭いダッシュで相手のボランチを蹴散らしたダニルソンの技術だった。
同じく2点目も,仕上げこそ玉田のシュート技術が光った得点だったが,これも同じく自陣深くでダニルソンが奪ったボールを永井が受けて,その広い視野からファーサイドにいた玉田を見つけたことによって生まれたものだった。
圧倒的なパスワークという訳でもなく,完全に個人技だけでぶっちぎるというでもなく,それでも静かに戦況を見つめながらここぞという所で一気に攻め入る攻撃の圧力は,まさにダニルソンというスイッチがあるが故に生まれるものと言うことが出来るだろう。
だが,確かにシュートの技術は素晴らしかったが,後半2点目をとった直後,天津に攻め込まれ続けたのは,藤本の度重なるミスが原因だった。天才肌のプレーヤーが陥りやすいポケットから脱出できない限り,代表への復帰は難しいのではないかと感じた名古屋のサポーターも,少なくなかった筈だ。
イエローカード出まくりの天津のラフプレーは酷かったし,全体的なプレーの質の差から言っても,このスコアは順当だと思うが,同じく初勝利を挙げたガンバ大阪と共に,中2日間で3点を挙げて勝ったという結果は,高く評価したい。
資金面で最も潤沢な名古屋でさえも完全なターンオーバーを敷くだけの厚い選手層を抱えることは難しい状況下で,常に出場する全4チームが最低でも予選リーグを突破するという結果を残すためには,AFCにおける日程調整というもう一つの闘いを勝ち抜くための政治力が必要なことは間違いないのだが,それが難しい現実を見切って,強行日程をもろともしない逞しさをJチームには期待したい。
それにしても,最後に交替で出てきた巻,いったいどこの国の人?
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