クリスマス・バーゲンに合わせた,音楽雑誌の「今年のベストアルバム」企画が百花繚乱,という季節がやってきました。選ばれているアルバムは,雑誌によってかなり傾向が異なりますが,気になっていて結局買わなかったアルバムが選ばれていると,やっぱり聴いてみようかな,という気になります。
で,聴いてみて気に入ったものに出会えると,見逃さなくて良かったぁ,という小さな幸せを感じる年の瀬,という訳で,まっこと,たわいないものです,音楽ファンというものは。
で,自分も毎年やっているベスト10選びに今年もトライした結果は,以下の10枚となりました。
(順不同)
1 「Myth Takes」!!!
2 「Sky Blue Sky」Wilco
3 「Traffic And Weather」Fountains Of Wayne
4 「We'll Never Turn Back」Mavis Staples
5 「Sit Down Think」Talc
6 「Finding Forever」Common
7 「Graduation」Kanye West
8 「Samba Meu」Maria Rita(写真)
9 「yanokami」yanokami
10 「海原の月」安藤裕子
1は初めて聴きましたが,グランジ・ディスコとも呼ぶべき強烈なグルーブ感が新鮮でした。
贔屓のグループの新作である2は,同じく昔から贔屓にしてきたThe Bandに似てきたみたいで,何ともはや。
これもまた,まともにアルバムを聴いたのは初めての3は,緩いバンドの空気とメロディの相性が抜群で,暑い夏に愛聴しました。
ライ・クーダーのプロデュースによる4は,絵本が付いた素晴らしいライのソロ・アルバムと合わせて,アメリカの良心と懐の深さを示す傑作でした。
スティーリー・ダンに代表される70年代のいなせなロックを,ダンスフロアを通過してきた新世紀のアレンジで再現したような6には,弱いところを突かれました。
カニエ・ウェストの好調ぶりを示す6と7も素晴らしい出来でした。トータル・アルバムとしては6,曲の粒とアイデアでは7,という感じでしょうか。
8には本当は砂漠のブルーズ,ティナリウェンの新作を入れようと思いましたが,年末に聴いて,マリーザ・モンチに出会った時のような衝撃を受けたマリア・リタにしました。これはきっと,来年の今頃も聴いていることでしょう。
今年一番の驚きは9でした。あまりの凄さに,レイ・ハラカミの旧作も買ってしまいました。
10は,アルバム「shabon songs」との合わせ技で。このシングルが映画「自虐の詩」の主題歌になったこともあり,今度こそブレイクすると思ったのに,世間からは映画もろとも見事に無視されてしまいました。でも時計台ホールのコンサート・チケットは,発売即完売で取ることが出来ませんでした。コアなファンはしっかりとついているようです。
ここに挙げた以外では,音楽的才能と美貌に加えて,演技力という三物を賜ったことが確認されたAlicia Keys,ジャケットがモノクロに変わるとともに音楽的な幅が広がったThe White Stripes,暗くて重くて充実していたUnderworld,昨年のシングルヒットで一気に吹っ切れたようなBONNIE PINK,正にジャケットどおりの軽快なメロディに満ちたデビュー作を発表したMika,あえて実験的な領域に踏み込んだClap Your Hands Say Yeah,カニエとア・トライブ・コールド・クエストを繋げたConsequence,相変わらず哀しいRufus Wainwright,などを良く聴きました。
充実していた昨年の反動が出たのか,全くコンサートから遠ざかってしまった1年でしたが,来年は是非ともライブで震えたいものです。
で,聴いてみて気に入ったものに出会えると,見逃さなくて良かったぁ,という小さな幸せを感じる年の瀬,という訳で,まっこと,たわいないものです,音楽ファンというものは。
で,自分も毎年やっているベスト10選びに今年もトライした結果は,以下の10枚となりました。
(順不同)
1 「Myth Takes」!!!
2 「Sky Blue Sky」Wilco
3 「Traffic And Weather」Fountains Of Wayne
4 「We'll Never Turn Back」Mavis Staples
5 「Sit Down Think」Talc
6 「Finding Forever」Common
7 「Graduation」Kanye West
8 「Samba Meu」Maria Rita(写真)
9 「yanokami」yanokami
10 「海原の月」安藤裕子
1は初めて聴きましたが,グランジ・ディスコとも呼ぶべき強烈なグルーブ感が新鮮でした。
贔屓のグループの新作である2は,同じく昔から贔屓にしてきたThe Bandに似てきたみたいで,何ともはや。
これもまた,まともにアルバムを聴いたのは初めての3は,緩いバンドの空気とメロディの相性が抜群で,暑い夏に愛聴しました。
ライ・クーダーのプロデュースによる4は,絵本が付いた素晴らしいライのソロ・アルバムと合わせて,アメリカの良心と懐の深さを示す傑作でした。
スティーリー・ダンに代表される70年代のいなせなロックを,ダンスフロアを通過してきた新世紀のアレンジで再現したような6には,弱いところを突かれました。
カニエ・ウェストの好調ぶりを示す6と7も素晴らしい出来でした。トータル・アルバムとしては6,曲の粒とアイデアでは7,という感じでしょうか。
8には本当は砂漠のブルーズ,ティナリウェンの新作を入れようと思いましたが,年末に聴いて,マリーザ・モンチに出会った時のような衝撃を受けたマリア・リタにしました。これはきっと,来年の今頃も聴いていることでしょう。
今年一番の驚きは9でした。あまりの凄さに,レイ・ハラカミの旧作も買ってしまいました。
10は,アルバム「shabon songs」との合わせ技で。このシングルが映画「自虐の詩」の主題歌になったこともあり,今度こそブレイクすると思ったのに,世間からは映画もろとも見事に無視されてしまいました。でも時計台ホールのコンサート・チケットは,発売即完売で取ることが出来ませんでした。コアなファンはしっかりとついているようです。
ここに挙げた以外では,音楽的才能と美貌に加えて,演技力という三物を賜ったことが確認されたAlicia Keys,ジャケットがモノクロに変わるとともに音楽的な幅が広がったThe White Stripes,暗くて重くて充実していたUnderworld,昨年のシングルヒットで一気に吹っ切れたようなBONNIE PINK,正にジャケットどおりの軽快なメロディに満ちたデビュー作を発表したMika,あえて実験的な領域に踏み込んだClap Your Hands Say Yeah,カニエとア・トライブ・コールド・クエストを繋げたConsequence,相変わらず哀しいRufus Wainwright,などを良く聴きました。
充実していた昨年の反動が出たのか,全くコンサートから遠ざかってしまった1年でしたが,来年は是非ともライブで震えたいものです。