後半49分の逆転ゴール。前半にキリノがシミュレーションで2枚目のイエローを貰って退場して以降,試合と言うよりも,ディフェンスとオフェンスに分かれてコートの半分だけを使った練習を見せられていたようなゲームは,無情の結末を迎えた。
特に後半の20分以降は,ピッチの何処でマイボールにしてもまったくボールが収まらなくなり,ひたすら耐える時間が延々と続くうちに,コンサ・サポーターの誰もが「このままで終わる筈がない」という気持ちになっていったであろう事は想像に難くない。
その意味では「やっぱりか」という結果ではあるのだが,最後は7バックみたいな布陣になって,首の皮一枚で踏みとどまっていたDF陣の頑張りを考えると,勝ち点1を取れなかったことはやはり残念だった。
リーグではコンサと最下位を争うライバルの鹿島は,これもまた予想通りではあるが,戦ってみると連携でも個人技でも数段上のレヴェルだった。
増田の戦術眼,ジュニーニョの足技,そして何と言っても途中出場で流れを変えた遠藤の左足から繰り出されるキックの精度。どれもコンサでは見る事の叶わない,仕事人ナイト(名刺を出したらバックスタンドの自由席どこでも1,000円)で見せて貰うには勿体ないくらいの,見事な職人芸だった。
対するコンサは,日高の右クロスをトラップからの反転一発で沈めた榊の素晴らしいゴールと,鹿島の怒濤の連続シュートを身を挺して防ぎ続けた瀬戸際ディフェンス以外,見るべきものはなかった。
三上は何度か良いタイミングで攻め上がったが,いずれもフィニッシュには至らず,前はボール奪取でセンスの片鱗を見せたが,フィジカルとスタミナはまだJ1レヴェルに伍してやっていくには時間がかかりそうという印象を受けた。
それでも途中で交替した榊も含めて,生え抜きの若い選手が躍動する姿は,(申し訳ないけれども)ヴェテラン勢には感じない,ある種親心にも似た感情を喚起するものだということを改めて感じた。特別に大きな振幅を持った不安と期待が半々といったところか。だからこそ尚更,彼らにより多くの経験を積んでもらうためにも,今日は最低でも引き分けて欲しかった。
その意味で,最後の交代枠で岡本に替えて高木を使ってきた石崎采配の不可解さは,主審に感じた疑問と同レヴェルだった。メッセージは何だったんだぁ?
特に後半の20分以降は,ピッチの何処でマイボールにしてもまったくボールが収まらなくなり,ひたすら耐える時間が延々と続くうちに,コンサ・サポーターの誰もが「このままで終わる筈がない」という気持ちになっていったであろう事は想像に難くない。
その意味では「やっぱりか」という結果ではあるのだが,最後は7バックみたいな布陣になって,首の皮一枚で踏みとどまっていたDF陣の頑張りを考えると,勝ち点1を取れなかったことはやはり残念だった。
リーグではコンサと最下位を争うライバルの鹿島は,これもまた予想通りではあるが,戦ってみると連携でも個人技でも数段上のレヴェルだった。
増田の戦術眼,ジュニーニョの足技,そして何と言っても途中出場で流れを変えた遠藤の左足から繰り出されるキックの精度。どれもコンサでは見る事の叶わない,仕事人ナイト(名刺を出したらバックスタンドの自由席どこでも1,000円)で見せて貰うには勿体ないくらいの,見事な職人芸だった。
対するコンサは,日高の右クロスをトラップからの反転一発で沈めた榊の素晴らしいゴールと,鹿島の怒濤の連続シュートを身を挺して防ぎ続けた瀬戸際ディフェンス以外,見るべきものはなかった。
三上は何度か良いタイミングで攻め上がったが,いずれもフィニッシュには至らず,前はボール奪取でセンスの片鱗を見せたが,フィジカルとスタミナはまだJ1レヴェルに伍してやっていくには時間がかかりそうという印象を受けた。
それでも途中で交替した榊も含めて,生え抜きの若い選手が躍動する姿は,(申し訳ないけれども)ヴェテラン勢には感じない,ある種親心にも似た感情を喚起するものだということを改めて感じた。特別に大きな振幅を持った不安と期待が半々といったところか。だからこそ尚更,彼らにより多くの経験を積んでもらうためにも,今日は最低でも引き分けて欲しかった。
その意味で,最後の交代枠で岡本に替えて高木を使ってきた石崎采配の不可解さは,主審に感じた疑問と同レヴェルだった。メッセージは何だったんだぁ?